2009年12月28日

のだめカンタービレ 最終楽章前編

 二ノ宮知子さん原作の同名漫画を映像化したもの。のだめと千明がフランスに行った後の話で、千明がマルレ・オーケストラを任されるあたりが中心のお話。詳しくは漫画を見ましょう(リンク)。

 漫画を読んでいる人にはちょっと物足りないかもしれません。私自身、この漫画の中で一番面白いと思っているのが、丁度このマルレオケの建て直し部分で、団員と主人公達の掛け合いが絶妙と思っているのですが、それが映画ではあまり反映されていないかなぁと…まぁ、考えてみれば、マンガは音楽の演奏シーンは最短1コマで追われるのに対し、映像ではある程度演奏しなければ何が何だか分からなくなりますから、そこに「何か」を突っ込まなければならないと言う違いがあるのですから、マンガと表現が違ってくるのは致し方のない事ではありますね。

 そんな違いを受け止めれば、よくもまぁマンガ的表現を一生懸命映像化したなぁと感心してしまう事しきりですよ。この映画は完全に娯楽映画ですから、見て楽しければそれで良しです。そういう意味で大変良くできていたと思います。それにしても竹中直人さんのシュトレーゼマンはいつ見ても違和感ありありです。そしてそれが味になっていると思わせる強引さが好きです。また、のだめ役の上野樹里さん、あなたはどうしてそんなに役にはまっているのでしょう…

公式ページ:http://www.nodame-movie.jp/index.html
posted by lunatic at 12:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

アバター(3D字幕)

 地球から5光年はなれた衛星パンドラには、高価な資源が眠っている。しかし、その鉱脈の上には先住民ナヴィが住んでいた。資源開発会社はナヴィに対して、平和裏に交渉をしようとするが埒があかない。業を煮やした軍事部門、そしてパンドラの土着植物や先住民を軽視するプロジェクトリーダーの元、パンドラへの侵略が始まる。アバタードライバーのジェイクは、あるきっかけでナヴィの部族の一員として教育を受けることを許され、着実に課題をこなし、一員としての信頼を得た。その矢先の侵略。ジェイクはそれを止めようとするが、軍は研究所を急襲し、アバターのリンクを切ってジェイク等を監禁してしまう。果たして彼らの運命は…

 監督であるジェームズ・キャメロンさんは宮崎駿さんのアニメが好きで、少なからず影響を受けていると言う話をしているようですが、この映画を要約すると、私にはイギリスを追われた清教徒が、アメリカでいわゆるインディアンを駆逐した話、ベトナム戦争での無差別爆撃、奴隷交易などの話に宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」を組み合わせたような話だなと思えました。キャメロンさんは「もののけ姫」に敬意を評した部分があると言ったようですが、私にはそれよりナウシカでした。

 映画そのものは、単純娯楽作品としてみればとてもよく出来ています。上映時間が2時間45分と長いにもかかわらず、あっという間に過ぎますね。兎に角絵がきれいで、ストーリーのテンポも良いので中だるみする暇もなく最期まで一気に行っちゃいます。

 でも、ストーリーとしてはかなり消化不良もあるように思えます。SFの世界では古典とも言える話ですが、植物の根が脳細胞のように広がる星…この辺りがひとつのテーマのように進行していたのに、結局はナウシカの金色の草原みたいな話になって中途半端に終わってしまったが残念。ただでさえ長い映画ですから、その辺りのエピソードは端折るしかなかったと言う感もありますが、だったら、この辺りの話はもっとトーンダウンさせるとか、逆にもう少し掘り下げて欲しかったなと言う気がします。

 ストーリー自体はありきたりです。バカ殿と悪代官、正義感あふれる家臣がいて、家臣は悪代官やバカ殿の暴走に抑圧されていますが、そこに外部からヒーローが登場。最初は悪が暴虐の限りを尽くすけど、「正義よ立ち上がれ」と叫ぶと奇跡が起こって、必ず正義は勝つでチャンチャン。見ていて安心できる鉄板ストーリーですね。でも、この映画はそれでいいのでしょう。先に話した消化不良も含め、この映画は深く考えるような映画じゃないと割りきってしまえば、このままで十分楽しめます。逆に「自然破壊はこんなにも悲惨だぞ」と言う話を訴えたいとしたら、まぁ視覚的には成功していると思いますが、「自然破壊」より「アメリカ人の傲慢」が前面に押し出されてしまうでしょうね。

 兎に角、「3時間くらい余っちゃったけど、どうやって暇つぶししようか」と言う方には最適の映画です。でも、ストーリーが単純すぎて、その面では退屈な映画です。と言うことで、星4つとしました。

公式サイト:http://movies.foxjapan.com/avatar/
posted by lunatic at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月17日

カールじいさんと空飛ぶ家(3D字幕)

 冒険好きな少年カールと少女エリーは、いつか夢の地に家を建て暮らすことを夢見、成長し、結婚した。しかし、夢は果たされることなくエリーは亡くなり、1人残されたカールはある出来事をきっかけに夢の地に向かって冒険に旅立つ。そこで待っていたものは…

 まず、映画を見てきて改めてユナイテッド・シネマの映画紹介ページを観てわかったこと。2人は19歳で結婚したらしい。あの家は子供の頃の秘密基地(?)だった家であったらしい。冒険に出たときカールは78歳だったらしい…まぁそういう設定が細かくあって、ストーリーは面白くなるかもしれませんが、本編ではそういうことは全く触れられていなかったと思います。そして、判らなくても問題なく楽しめました。

 わざわざ高いカネを払って3Dにして、更に字幕にしたのは、せっかくだからこの映画を楽しみたかったから。切符を買ったときには「今日は空いています」と言われ、確かに観客は10人か15人程度だったと思います。400席近いところでですよ。なのに、なんで私の後ろに子供の集団が陣取るのでしょう。映画が始まってもぺちゃくちゃうるさいし、身長178cmの私がめいっぱい足を伸ばしても前の席に届くのがやっと程度なのに、後ろからどんどん蹴りが入るし、本当うるさかった。うるさい方は「少し静かにしなさい」と言ってある程度は聞き入れられたけど、後1回蹴りが入ったら映画の途中とはいえ、相手が子供とはいえ、かなり怒っていたかもしれない…それくらい腹立たしいうるささでした。それが残念です。

 どうか、字幕と吹き替えがある場合、ある程度静かに見られない年齢の子供は字幕には入れないような規則を作って欲しいものです。

 映画は可もなく不可もなくと言う感じだったかな。良く出来てはいます。毎度のことながら水戸黄門よろしく、テンポの良い起承転結が流れて行って、楽しくあっという間に時間が過ぎました。3Dも本当よく出来ていますね。ただ、この映画を見た後はかなり目が疲れたように感じます。スイッチングしているわけじゃなく、左右の視差を偏光グラスを通してそれぞれの目に投影しているだけですから、そんなに疲れるはずはないのですが、まぁこういうのは理屈じゃないと言うことでしょう。

 兎に角、3D映画の見せどころと言う部分もいくつかあって、凄いなぁと思えますし、そういう小手先の技術ではない部分でも、ストーリーが面白くて魅入ってしまいます。でも、もう一度金を出しても見たいかと問われると「う〜ん」となってしまいます。

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/
公式サイトはエンコードのエラーで見られない状態です(2009/12/17 23:50現在)


パブリック・エネミーズ

 1930年代の大恐慌時代のアメリカ、銀行強盗を生業とするジョン・デリンジャーは「青春」を謳歌していた。ある時、魅力的な女性ビリー・フレシェットに出会い、お互いに惹かれ合う。時を前後して、FBIはこの無法状態を打破すべく対策を講じ始める。その最初の目標はジョン・デリンジャー…FBIから指名手配され、更にはシンジケートからもはみ出し始めたジョン・デリンジャーとビリー・フレシェットの運命は…

 映画は大画面で、迫力はありました。でも、感想を聞かれると「ふ〜ん」しか出てきません。私は例によって例のごとくですが、この映画については何の情報も仕入れていませんので、とんちんか〜んな事をいっているかもしれませんが、「明日に向かって撃て」と似たようなストーリーですね。で、どうも実話がモデルのようですが、何を言いたかったのか、何を訴えたかったのか、私にはわかりませんでした。アメリカではジョン・デリンジャーと言うのは有名な人なんでしょうかね。ギャングの生きざまを観て格好良いと思う人には面白い映画かもしれませんが、私には何をどう評価して良いやら分かりませんでした。そう、時間の無駄だったかなと言う感じです。残念

オフィシャルサイト:http://www.public-enemy1.com/
posted by lunatic at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆★★★★(おもろない) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宇宙戦艦ヤマト 復活篇

 結論から言うと、「ちょーウルトラスーパー駄作DX」ですね。昔のヤマトを懐かしいと思う人には多少見る価値を認められても、これ1本なら見る価値はないでしょう。

 この映画について、キーワードは「小学生」「特攻讃歌」ですかね。兎に角、ストーリーが稚拙で小学生の作文の方がまだ面白いです。小学生並みの知能の阿呆がない頭で絞ったストーリーは、目的に必然性がなく、入場料100円でも初日から客がいないような超マイナー劇団のヘタクソお芝居と演出は全く一緒。出てくる新しいキャラは何をターゲットにしたのか、劇から浮いていますし、古いキャラは昔のファンにだけわかれば良いや的会話しかしない(大体、今回のヤマトは松本零士さんと関係ないなら、ミーくんなんて出す必要ないじゃん)。それだけでも「なんじゃこりゃあ」なのに、ストーリーは意味もなく特攻していく人を讚美し、ご都合主義というにはあまりにも稚拙で強引なストーリーを無理やり展開していく無能さ。

 私は昔のヤマトを見ていたクチですから(とは言っても、最後の方は「もう、いい加減にしやがれ。いつまで引きずるつもりなんだ」と呆れていたのですけれどね)、今回は見たくない気持ちも強かったのですが、まぁ最後に1回だまされてみようと観てみたのです。結果、騙されたと言うか、こんな程度のもので金をとろうって、本当に日本の映画界って映画を何だと思っているんだろうなと怒りがこみ上げてきた次第。それも、これで終りだと思っていたら、これは第1部だそうで、またここからこんなくだらない映画をまだ作るつもりみたいですね。どうか、今回の映画が大コケして、今後の企画がお蔵入りすることを心の底から望みます。

昔ファンだった者としては、音楽など懐かしいものもあったので、星1つと言いたい部分もあるのですが、そういう昔の思い出は無関係にこの映画だけの評価を考えたら、とてもじゃないけど星が「いくつ?」なんて言える物じゃないですね。顔を洗って出直していらっしゃい。ってなもんです。

あまりにも不出来で不憫なので、オフィシャルサイトなどへのリンクはお断りさせていただきます。見たければ「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」で検索すれば出てくるでしょう。

もう、この映画の続編は絶対に見ません…余程のことがない限り…
posted by lunatic at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★★(ゴミやゴミ!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月09日

理想の彼氏

 40歳2人の子持ちのサンディは、ある日夫の浮気を知って離婚。NYへ引越してきた。アラムは25歳、一度結婚はしたけれど兄貴と呼ぶ男に妻を寝取られ、別居中。離婚すると妻は国外追放となるため、離婚できない優しい(?)男。

 まだ人生半ばだからと、半ば強引に友人が勧める男とデートをしてもピンとこないというより疲れてしまうサンディと、ひょんなことから知り合い、子守のアルバイトをするようになったアラムとのラブストーリー…

 今まで、この手の映画で一番楽しい思いをしたのは、ラブ・アクチュアリーという映画でしたが、これからはこの映画が私の中でのNo.1となります。

 強烈な起承転結がある訳ではなく、40歳という微妙な年齢のシングルマザーと、年齢差だけを言えば親子とも言える隔たりがあるんだけど、その女性を好きでたまらない男性の心理描写もとても良く出来ていましたし、兎に角、あちこちに面白いエピソードが多くて、感動して笑ってあっという間に時間が過ぎてしまいました。そして、最後のシーン、私は本当に好きだなぁ…

 そして、アラムの父親役がアート・ガーファンクルだったのがびっくりでした。最初は「あれ?」と思い、声が似ている、顔もそっくり…でも、そんなはずないよなぁと思い続けてみていたのですが、エンドロールを見たらしっかり「Art Garfunkel」と記されていました。

 友人に「この映画にはとてもびっくりする人が出ているよ」と教えたところ、見たいけど、チャンスは今日の夜しかないという話になり、実はこの映画は今日1日で2回観たんですよ。で、友人に「わかった?」と聞いたら、映画のはじめに、主な出演者のロールでしっかり名前が出ていたのだそうです。私はそういう部分はスルーしちゃっていたので気付かなかった。1日に2回観ても、2回目もしっかり楽しめました。

 幸せな結婚をしている人、それを望んでいる人、それを傍観したい人には特にお勧めの映画です。

 ちなみに私は、アマゾンでDVDの予約をしてしまいました。

オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/therebound/

posted by lunatic at 14:30| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆(さいこー!!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伊豆の踊子

 先々週に引き続き、吉永小百合さん主演の映画を見てきました。

 実は、いろいろな女優さんがいろいろな時代に映画化している「伊豆の踊子」ですが、私が観たのは今回が初めてです。どんなストーリーなのかなとワクワクして見に行ったのですが、なんとなく中途半端に終わってしまいました。

 まぁ、元は川端康成さんの小説、バンカラなんて死語のような言葉がまかり通る時代の純文学ですから、ストーリーはこれが順当なのでしょうね…と後から納得しました。

 兎にも角にも、昔は男尊女卑が普通で、更には「踊り子風情が、学士様と付き合うなんぞ」という言葉が普通の時代。そんな中での仄かな恋心も、その時代背景もよく描かれていました。多分、今この映画を撮っても時代背景の泥臭さはもう表現できないんじゃないかな。そう、泥臭さは黒澤さんの「七人の侍」にも通じるところがありますね。

 この映画、山口百恵さんや美空ひばりさんもやっていましたよね。時代によってどんな解釈になるのか興味が湧いてきました。




広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。