
「着替えのためにと部屋を貸したら、次から断れなくなった」(本人談)と、保険会社に勤めるバドは、自分の部屋を上司の不倫のために貸し与えることで昇進を勝ち得る。昇進の最終決定をする人事部長にも部屋を貸すことを要求され鍵を渡すが、彼が連れてきたのはバドが思いを寄せるエレベータガールのフランだった…
1960年ですからもう45年も前の映画なんですね。ストーリーも忘れるくらい長い間見ていなかったのでとても新鮮な気分で観ることができました。
定時になると一斉にタイプライタ(懐かしい)にカバーをかけ一斉に退社する人の中、一人だけ残業をするバド…そんな導入部から自然にその状況を説明し、フランへの淡い思い、自分の出世と彼女への思い、様々な思惑が面白く、楽しく、ワクワクドキドキしながらあっという間二時間が過ぎていきます。さすがビリー・ワイルダー、さすがジャック・レモン…そう思ってしまいます。
この映画、名作の誉れも高いので今更私があれこれ言うことはないですね。まだ観ていない人には「テンポ良く楽しく観ることができる映画でお勧めですよ」と言っておきますかね。
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ジャック・レモン
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