2005年03月13日

ローレライ 下地にある物は…

私がここ以外にに書いたローレライ関連の記事です。
03/01「ローレライの予告を見て…
03/03「伊507って…
03/06「ローレライ
03/10「ローレライのフィギュア
03/11「ローレライ 妻夫木の罪とは
03/13「ローレライ 下地にある物は…」
03/15「ローレライ ショック!やはり707が…
03/22「ローレライよりローレライらしい本…




「伊507って…」で、私はセブンイレブンの限定企画で手に入れたフィギュアの説明書に書かれた記事を見て、この映画の伊507は小沢さとるの「『サブマリン707』に読みふけった人が書いたもの」だと思い込んで、アポロノームやゴッドフィッシュと戦って欲しいなぁとか、707ファンとして潜水艦戦を思い入れたっぷりに作って欲しいと期待していたのですけれど、残念ながら期待していたほど描かれてはいなかったように思いました。その後、この映画を見た方の評価を拝見していたら「『宇宙戦艦ヤマト』のようだった」という書き込みが目に入って思わず「なるほど」とうなってしまいました。
そうなんですね、監督の年齢は存じませんが、全体の雰囲気等を鑑みると「707」より「宇宙戦艦ヤマト」と言った方がぴったり来るんですね。特にどんなに被弾しても致命傷にならない辺りが…いや、冗談は兎も角、確かに「ヤマト」と言われたらうんうんと頷いてしまうだけの説得力があると思いました。

フォルムも「ヤマトに似せた」と言われたらそう言う部分もあるかもしれません。球状艦首はヤマトにもありますし、砲塔を持っている部分も、付け足したという部分は前部それを意識したのかもしれません。でもね、707にも似て居るんですよ(ドキドキ) 

私にとってこの二つの作品は
「707」→手に汗握る潜水艦ドラマ
「ヤマト」→ご都合主義、思い入れだけのアニメ
と言う感じで全く目指している物が違います。もし、私が「伊507って…」を書いた時にモデルが707ではなくヤマトだと理解していたら、その期待度は全く違った物になったでしょう。

知らない方のために補足しますが、宇宙戦艦ヤマトは、戦艦大和や海戦が大好きな原作者や監督がそれを書きたいが為にアニメを作りました。宇宙が舞台であるのに、物は大和ですので敵は前後左右上下あらゆる方向から襲いかかってきても、ヤマトには喫水線の上にしか砲台がなく、いつも艦底にある第3艦橋がもげ落ちる(けれど、次の回には修復されている)。そして、海戦をさせたいが為にわざわざ惑星の海に着水させて戦わせる事もあるという、まぁ自己満足アニメの先駆けのようなものでした…でも、当時としては画期的なアニメで子供達は熱狂したものでしたけれどね。翻って707はやはり潜水艦の熱狂的なファンである作者の思い入れで手に汗握る潜水艦戦が描かれていたものでした。その最後に出てきたアポロノームは空母が三隻横並びにくっついたもので、状況に応じてくっついたり離れたりすることができ、この空母自体が潜水艦にもなり、ゴッドフィッシュと呼ばれる潜水艦も搭載しておりと言う具合に全てが先端技術の粋を尽くしたもので、その兵力は世界を相手に戦い続けられるという設定でした。これがクーデターにより乗っ取られ、それを解決するため「ポンコツ」707が活躍をするというストーリーで、本当手に汗握ってワクワクしながら読んでいたんです。

上の説明はちょっと(かなり)偏見が入っていますが、どちらを考えて作られた映画かで、こちらの思い入れや期待が全然違うものになることは分かっていただけるでしょうか。
まぁ、作品を他の作品に重ねてみるって失礼かなとも思いますけれど、707ベースで考えて行って落胆しましたが、ヤマトベースなら「こんなものだな」と納得出来る感じがしました。結局、私が一人で勘違いして期待しすぎたのが間違いだったんですねぇ…ちょっと目指す方向が違ったようです。(これで 707を思い描いたんだよと言われたら、凄く悲しいです)
posted by lunatic at 09:38| Comment(9) | TrackBack(0) | 評価の付け足しなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
再びお邪魔いたします.サブマリン707を書いた小沢さとるという漫画家は大変なメカオタクだったのではないか,と思います.サブマリン707の小型潜航艇は幾つか模型がでましたけど,三次元にしても破綻がないんですね.サブマリン707にしても船体後部の膨らみなど,デザイン的にもありそうな感じでした.しかし感覚敵にはさばさばしている.多分このことが漫画として今ひとつメジャーにならなかった原因ではなかったかと思います.一方松本氏も異常なメカマニアなのですが,こちらはそれに加えて感傷というか,浪花節というか,過剰なほどのセンチメンタリズムがへばりついて,ちょっと食傷気味なほどですが,やっぱりこっちの方がメジャーになってしまうんですね.ローレライもそっちの方へ走った,まあ結果的には(興行的には,という意味で)正解ですよね.ちなみに実際の潜水艦シュルクーフの艦橋後方には格納庫があって,折りたたみ式の小型飛行機が搭載される予定でしたが,飛行機がうまく実用化されず,専ら倉庫になっていたそうです.どうも悲しい運命を背負いながら沈んでしまった薄幸の潜水艦のようです.
Posted by tantanmen at 2005年03月14日 11:33
そうですね。小沢さとると松本零士について、全くその通りだと思います。小沢作品はまじめに作り込みすぎたため一般受けしなかったのかなぁとも。でも、根強いファンが居ますよね。

第2次世界大戦開戦当初の戦力って奴を見ると、本当にフランスは危機感がなかったなあと感心します。というか危機感を持った時には遅かった?この国で潜水艦に積めるほどの飛行機ができるはずがないですね(^^;

日本では伊400が晴嵐を3機搭載とか、まぁ、伊400は実戦には配置されなかったんですが、それでも数種類の伊号で晴嵐搭載は実現されて居るんですよねぇ。
Posted by lunatic at 2005年03月14日 20:55
以前紹介した学研出版の「世界の潜水艦」という本によればベッソンMB411水上機という飛行機を開発したんですが,1941年イギリスで墜落,以降ほとんど使われなかった,と書いてあります.日本の晴嵐は完成度高そうですよね.ただ何か戦局に影響を与えたか,というと何の役にも立たなかったみたいですが…フランスという国は面白い国ですね.良くも悪くもオリジナリティを重んじるようなところを感じます.私自身はフランスのソミューアとかホチキスといった第二次大戦中の戦車のデザイン結構好きです.まあ強そうには見えませんが…
Posted by tantanmen at 2005年03月15日 06:55
確かに、晴嵐の性能はよくても、伊400が「潜水空母」と言いつつ晴嵐3機では「何の意味がある?」って物ですしねぇ。

MB411…本当飛ぶだけと言う感じの代物ですね(^^;

フランスの美学って偏っているように思います。
ミラージュ戦闘機の形も、2CVの変速機や設計思想もあれもこれも…でも、「美」は頑固なところについてくるのかもしれませんね。
Posted by lunatic at 2005年03月15日 09:55
古いものにレスすいません
気になったもので。

>その最後に出てきたアポロノームは空母が三隻横並びにくっついたもので、状況に応じてくっついたり離れたりすることができ、この空母自体が潜水艦にもなり、ゴッドフィッシュと呼ばれる潜水艦も搭載しておりと言う具合に全てが先端技術の粋を尽くしたもので、その兵力は世界を相手に戦い続けられるという設定でした。

アポロノームに搭載されている潜水艦は
“エイモス”と言います。
ちなみにエイモスにはローレライと同じく大砲あります。
ローレライは707+エイモスだと707好きは見てしまいます。
@ローレライファンの皆様すみません
Posted by 707好き at 2006年03月18日 00:33
コメントありがとうございます。

あれあれ、エイモスは「エイモスリーグ」って敵側の名前じゃなかったでしたっけ?

707は最後に読んでから35年位を経過していると思いますので、記憶に混乱があるかもしれません…ずっとゴッドフィッシュと覚えておりました。間違っていたらごめんなさい。そしてご指摘ありがとうございます。
Posted by lunatic at 2006年03月18日 01:25
はい、エイモスリーグがアポロノーム(アメリカ)の初航海中に詐取しました。
@第四部「アポロノーム編」です。また、コッドフィッシュの登場話は第二部「謎のムウ潜団」ですね
@ゴッドフィッシュではありません、最近までわたしもゴッドフィッシュと思い違いをしていました。
Posted by 707好き at 2006年03月18日 11:20
そうか…記憶違いでしたか…

やはり30数年の時の壁は分厚いですわ(^^;
本当ご指摘ありがとうございました。
昨日ようやく「休止中」の張り紙を出しましたが、今現在更新を休止しているところですので、更新ができる状態になりましたら本文の方にも注釈を付けるなりしたいと思います。ありがとうございました。

それにしても、記憶の中で美化されているところもあるかもしれませんが、やはり707は名作だと思います。相手の見えない潜水艦という舞台の中での緊迫感なども凄いものでしたし、多少の混乱はあるものの(^^; これだけの時間を経てまだ根強く記憶に焼き付いているのですからね。復刻版が出ているようなので近々買って改めて読み直してみたいと思います。
Posted by lunatic at 2006年03月18日 11:58
すみません、休止中のお忙しい中コメントを頂き、申し訳ございませんでした。

小沢さとるで検索していたところこのローレライのコメントを拝見した次第です。
更新状況を見れば管理人さんの多忙さはすぐ分かることなのに。
しかしながら、707好きにとっては管理人さんのローレライに対するコメントは共感するばかりでした。
メインであるはずのローレライのメカデザイン。
デザイナーが居ないんですよね。
それだけでローレライは・・
失礼しました。

Posted by 707好き at 2006年03月18日 15:58
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