2005年05月02日

トスカーナの休日(DVD)

多分に、私はこういうのが好きなんだと思います。ちょっとしたドタバタがあって、ちょっと辛い気分、ちょっとイライラする気分、ちょっと幸せな気分を味わえる。そんなのがほどよく混ざり合って、まぁ結末はハッピーエンドでもそうでなくても良いのですが、兎に角ほどよいスパイス。そんな感じの映画が私の身の丈に合っている。そう言う意味ではとても良くできた映画だったと思います。
そう、この映画は出汁の味、素材の味を大切にして余計な味付けをしつこくしない。そんな京料理の様な映画だと思えました。逆にもっと大きな振幅のある映画に慣れている人には物足りないと感じる映画ではないでしょうか。

「ある日突然、夫から離婚と慰謝料として家を明け渡すように要求され傷心するフランシスは、友人からプレゼントされたイタリアのトスカーナへのパックツアーに出かけ、そこで古い家を購入してしまう。その古い家に住みながら出会った人達との交流を軸に人間模様が描かれていく」

古い歴史のある、だけどボロボロの家。離婚して一人のフランシスには広すぎる家。そこをなぜ買ってしまったのか悩んだりするのですが、それをこの映画はじっくり作り込んで描き込んでいると思います。大きな振幅のある出来事で見る人をびっくりさせるのではなく、小さな出来事の中で人を描ききっている見応えのある映画だと感じました。

トスカーナ地方の美しい風景、ゲイの言葉遣いにも笑える表現、新しい発見などがあり、興味深かった。また、映画の台詞にもあるのですが、「如何にもイタリアの男が言いそうなセリフ」…確かにイタリア人の男って言うと、誰彼構わず「ボナ・セーラー」と声をかけて女の尻を追いかけ回していると言うイメージがありますが(陽気な国民性というポジティブな意味で、悪い意味じゃないですよ)、果たしてそれは「アメリカ人は金に物を言わせて、世界中どこにでもカメラをぶら下げて出現する」というのと同じくらい本当の事なのか(そう、このイメージ、今は日本人の事みたいですが、それまではアメリカ人の代名詞でしたね)、それともそれはただのイメージで実際にはそんな事はないのか…とても興味のあるところだなぁと感じました。

見る機会があれば是非みたいと思えるので星4つと致します。











posted by lunatic at 16:40| Comment(2) | TrackBack(16) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大好きな映画です。
不動産屋のマルティニが蛇騒動の日、フランシスに一瞬心を動揺させながら優しく語った<ウィーンとベニス間を結ぶ鉄道>の挿話と、LAから航空便で届く花瓶、花の老人、蛇口と水滴、これらのドキュメントのリフレインが、ラストでの浄化効果を最大化していますね。ブラマソーレとフランシスが融合する瞬間に何度心が洗われたことでしょう。
オードリー・ウェルズの脚本力を堪能し、クリストフ・ベックの美しい音楽に心が安らぎます。
サントラだけ聴くのもおすすめです。
Posted by はまる映画 at 2005年05月21日 18:34
コメントありがとうございます。そして返事が遅れてごめんなさい。
そう、この映画はなんでもないことが全て心を現れる事につながる感じがします。とても良い映画にめぐり合えたと思います。
Posted by lunatic at 2005年05月25日 23:27
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