2005年05月04日

裏窓(DVD)

これも何度見ても最高におもしろいです。最近はおもしろい映画に当たっていなかったので、ついつい、安心して見ていられる映画を選んでしまった感じがします。

「足を骨折して7週間の車いす生活をしているジェフは、暇をもてあまして窓から見える周囲のアパートを眺めて暇つぶしをしていた。下着姿で踊るバレリーナ(?)、作曲家に彫刻家、そして非常階段(ベランダ?)にマットレスを持ち出して眠る夫婦、恋多き女性など様々な人間模様が見える中、向かいのアパートの2階に住む病気で寝込んでいるご婦人の姿が夫婦喧嘩の後見えなくなった。そして深夜に鞄を持って往復する夫の姿を目撃し「もしかして奥さんが殺されたのでは」と疑問を抱くが、誰もが信じてくれない。しかし、観察を続けるに連れて…」

主人公ジェフは車いすに乗って部屋から一歩も出ません。時々はベッドの上などに移動しますが殆ど動か(け)ない。映画の視点もほぼその部屋の窓から見えるところからだけです。ジェフが覗く他の部屋の人の生活や、ビルの間から見える表通りは姿が見えて喧噪は聞こえるけれど殆どその人達の声は聞こえません。聞こえないけれど映像によってそれぞれのドラマが流れていて、窓のこちら側では音声付きの人間ドラマが展開されていて、その対比がとてもおもしろいです。

ジェフを愛するリザ(グレース・ケリー:大好きです)はジェフに果敢にアタックしてきます(羨ましい!)。しかし、ジェフはリザが好きだけど、自分はどんなところにでも行く報道カメラマンなのでリザにはそんな生活に耐えられないし、結婚はできないと思っています。骨折の件で派遣されている看護婦も「悪趣味な覗きより結婚しちゃいなさい」なんて勧めているのですがジェフは頑なです。この二人に加え「もしかして殺人?」を目撃してから戦友で今は警部のドイルが家に出入りしてドラマが展開していくのですが、兎に角人間模様が詳細に繊細に描かれていて映画にどんどん引き込まれていきます。

この映画も私には非の打ち所がないです。本当にさいこー! 星5つです。










posted by lunatic at 09:38| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆(さいこー!!) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大分昔テレビで見ただけですが,学生時代にウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ名義の作品か?)の短編集を創元文庫で呼んで,これが原作かと驚いたことを憶えています.怪我で車椅子の生活,都会の裏窓からの殺人の目撃などというプロットが素晴らしく現代的なんですね.こういう都市生活者の孤独とか,悲哀を分かりやすいサスペンスにしたという点がアイリッシュの良さでしょうか.原作を生かした脚本も良いのでしょうね.もう一度見たくなりました.
Posted by tantanmen at 2005年05月10日 16:18
原作が創元文庫から出ているのですか。今でもあるのでしょうか。ちょっと探してみたい衝動に駆られますね。
めまぐるしく動くことなく、一人の視点を基本にドラマが作られるって言うのは、本当見習うことが多い作品だと思います。
Posted by lunatic at 2005年05月11日 13:57
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