2010年02月01日

サヨナライツカ

 1975年、タイのバンコクにある高級ホテルのスイートルームに住み、いつも官能的な魅力を漂わせる沓子(とうこ)は、婚約者を日本に残したままタイに赴任し、その容姿や仕事の手腕から上司の信頼も厚く、部下同僚にも人気がある東垣内の婚約祝いの席で出会った。数日後、沓子が東垣内の住処に現れた事から、2人の激しい恋が始まった。しかし、自分の夢を叶えるためには、日本に残してきた婚約者との結婚を捨てる訳にはいかない。果たして2人の未来は…

 この映画評の日時は、その映画を見た日時に合わせています。それを見れば分かるように、今日2月1日は映画の日なので、普通の値段なら躊躇する邦画を3本連続してみていて、この「サヨナライツカ」が3本目。

 いつもは「邦画は見る価値がない」「脚本が駄目なんだ」と辛口批評なのですが、先に見た2本は「結構面白い」と素直に思えました。だからこそ、「3匹目のドジョウは柳の木の下にはいないだろう」と思えてならなかったのですが…それは見事に裏切られました。

 先の2本(「今度は愛妻家」と「おとうと」)と比べると、この映画が一番出来が悪いと思います。でも、その3本の内1本だけDVDを買うとなったら、多分私は迷わずこの「サヨナライツカ」を取ると思います。

 先の2本も確かに面白かった。映画の出来ではこの映画より上です。しかし、この映画は「映像を見せる」というところにもの凄く凝っていて、映像を所持するならこれと思わせてくれるのです。

 正直、映画は中だるみが結構ありました。最初の中山美穂さんの出てくるシーン、そして主人公2人の絡むシーンは本当に素晴らしい出来です。それが、次の転換期に来る辺りから主人公がなぜこのような行動を取ったかの言い訳めいた画像が多くなり、それが無駄に繋がっていくように思えるのです。その無駄が無駄を呼び、ようやく辻褄を合わせたところで最後の転換期を迎え収束します。

 素晴らしい脚本という物は、無駄をそぎ落として一切の無駄がなくなった物の事を言うのだと思います。今日見た「おとうと」はそれに近い物を感じました。しかし、この映画は残念ながら東垣内の(沓子と激しく恋に落ちた時代から見て)未来の説明に無駄に長い尺を費やして映画を平凡な物に貶めているように思えるのです。

 しかし、先にも書きましたように、この映画の画像はとてもきれいです。一部、凝りすぎて見にくいと思う場面もありましたが、なんて言うのでしょうね、勝手な想像ですが、原作が夫だから、自分が映像化したいと中山美穂さんが言い、中山美穂さんが主演だから映像を美しい物にしなければならないと奮起した…そんな連鎖があったような感じがします。あくまでも「感じがする」ですけれどね。

 兎にも角にも中山美穂さんを撮る光の使い方が凄いです。そう、乱暴に言っちゃうと、ストーリーなんて放って置いて、中山美穂さんの登場するシーンを無声で切って繋いだとしても、それで1つの作品になるんじゃないかと思えるのです。

 (失礼な言い方ですが)ジャリタレ(自称)アイドルがただ撮られているような画像とは全く違って、絡みのシーンでもそのポーズと光がよく計算されていると感じました。

 加えて、同じキスシーンでもテレビドラマの中でアイドルが披露するような固く結んだ口をゴツンとぶつけるような衝突キスと違って、やはり中山美穂さんのキスシーンは熟女の魅力たっぷりで美しかった。

 あ、一応言っておきますけれど、私は芸能活動をしていた時代の中山美穂さんって殆ど知りません。興味のないジャリタレアイドルに分類されていたので…ですから、変な偏見を持って言っている意見じゃないんですよ。この映画だけを見て感じた美しさがありましたと言う事です。

 今日見た3本、どの映画ももう一度見てみたい。見ても良いと思います。いや、見応えのある映画を続けて3本も見るなんて、本当贅沢名1日でした。

公式サイト:http://sayo-itsu.com/
posted by lunatic at 16:00| Comment(28) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おとうと

 病弱だった夫が亡くなった後、小さな薬局を切り盛りして一人娘小春を育てた吟子は、娘の結婚式を前にして、兄弟の中で落ちこぼれとして育った弟を気にかけていた。弟は夫の十三回忌に酒を飲んで暴れ、今は音信不通。しかし、結婚式当日、話を聞いたと現れ、酒は絶対飲まないと約束して出席するが、誘惑に勝てず酒を飲んで結婚式をぶち壊しにしてしまう…

 もともと、大好きな(そして日本で唯一と思っている、本物の女優の)吉永小百合さんと笑福亭鶴瓶さんの競演ということで楽しみにしていたのですが、なんというんでしょうかね、とにかく、時間も構成も演出もすべてが「丁度いい」という感じです。無駄がありません。

 最初の鶴瓶さんの結婚式をぶち壊すシーンは、なんでみんな止めないんだよと言うあたりにわざとらしさを感じたり、「車で何時間かかるんじゃ。計算あわんじゃろ」というところもありましたが、兎に角、邦画ぎらいの私をして「面白かった」と言わしめる映画でした。

 小林稔侍さん演じる吟子さんの兄も名演で、それがあって吟子さんの性格が際立っていました。これは素晴らしい映画だと思います。多分、今年の邦画ベスト1となるでしょう。

 よく、テレビのCMで映画を見た人が泣いたりと言うのがあって、それを期待して観に行くと肩すかしなんて事が多々ありますが、この映画は結構泣いている人がいたようです。平日だけにそんなに人が入っていなかったんですけれど、あちこちから鼻をすする音が聞こえていました。ええ、風邪を引いている人が一杯居た訳じゃないと思いますよ。

公式サイト:http://www.ototo-movie.jp/
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2009年12月28日

のだめカンタービレ 最終楽章前編

 二ノ宮知子さん原作の同名漫画を映像化したもの。のだめと千明がフランスに行った後の話で、千明がマルレ・オーケストラを任されるあたりが中心のお話。詳しくは漫画を見ましょう(リンク)。

 漫画を読んでいる人にはちょっと物足りないかもしれません。私自身、この漫画の中で一番面白いと思っているのが、丁度このマルレオケの建て直し部分で、団員と主人公達の掛け合いが絶妙と思っているのですが、それが映画ではあまり反映されていないかなぁと…まぁ、考えてみれば、マンガは音楽の演奏シーンは最短1コマで追われるのに対し、映像ではある程度演奏しなければ何が何だか分からなくなりますから、そこに「何か」を突っ込まなければならないと言う違いがあるのですから、マンガと表現が違ってくるのは致し方のない事ではありますね。

 そんな違いを受け止めれば、よくもまぁマンガ的表現を一生懸命映像化したなぁと感心してしまう事しきりですよ。この映画は完全に娯楽映画ですから、見て楽しければそれで良しです。そういう意味で大変良くできていたと思います。それにしても竹中直人さんのシュトレーゼマンはいつ見ても違和感ありありです。そしてそれが味になっていると思わせる強引さが好きです。また、のだめ役の上野樹里さん、あなたはどうしてそんなに役にはまっているのでしょう…

公式ページ:http://www.nodame-movie.jp/index.html
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2009年12月27日

アバター(3D字幕)

 地球から5光年はなれた衛星パンドラには、高価な資源が眠っている。しかし、その鉱脈の上には先住民ナヴィが住んでいた。資源開発会社はナヴィに対して、平和裏に交渉をしようとするが埒があかない。業を煮やした軍事部門、そしてパンドラの土着植物や先住民を軽視するプロジェクトリーダーの元、パンドラへの侵略が始まる。アバタードライバーのジェイクは、あるきっかけでナヴィの部族の一員として教育を受けることを許され、着実に課題をこなし、一員としての信頼を得た。その矢先の侵略。ジェイクはそれを止めようとするが、軍は研究所を急襲し、アバターのリンクを切ってジェイク等を監禁してしまう。果たして彼らの運命は…

 監督であるジェームズ・キャメロンさんは宮崎駿さんのアニメが好きで、少なからず影響を受けていると言う話をしているようですが、この映画を要約すると、私にはイギリスを追われた清教徒が、アメリカでいわゆるインディアンを駆逐した話、ベトナム戦争での無差別爆撃、奴隷交易などの話に宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」を組み合わせたような話だなと思えました。キャメロンさんは「もののけ姫」に敬意を評した部分があると言ったようですが、私にはそれよりナウシカでした。

 映画そのものは、単純娯楽作品としてみればとてもよく出来ています。上映時間が2時間45分と長いにもかかわらず、あっという間に過ぎますね。兎に角絵がきれいで、ストーリーのテンポも良いので中だるみする暇もなく最期まで一気に行っちゃいます。

 でも、ストーリーとしてはかなり消化不良もあるように思えます。SFの世界では古典とも言える話ですが、植物の根が脳細胞のように広がる星…この辺りがひとつのテーマのように進行していたのに、結局はナウシカの金色の草原みたいな話になって中途半端に終わってしまったが残念。ただでさえ長い映画ですから、その辺りのエピソードは端折るしかなかったと言う感もありますが、だったら、この辺りの話はもっとトーンダウンさせるとか、逆にもう少し掘り下げて欲しかったなと言う気がします。

 ストーリー自体はありきたりです。バカ殿と悪代官、正義感あふれる家臣がいて、家臣は悪代官やバカ殿の暴走に抑圧されていますが、そこに外部からヒーローが登場。最初は悪が暴虐の限りを尽くすけど、「正義よ立ち上がれ」と叫ぶと奇跡が起こって、必ず正義は勝つでチャンチャン。見ていて安心できる鉄板ストーリーですね。でも、この映画はそれでいいのでしょう。先に話した消化不良も含め、この映画は深く考えるような映画じゃないと割りきってしまえば、このままで十分楽しめます。逆に「自然破壊はこんなにも悲惨だぞ」と言う話を訴えたいとしたら、まぁ視覚的には成功していると思いますが、「自然破壊」より「アメリカ人の傲慢」が前面に押し出されてしまうでしょうね。

 兎に角、「3時間くらい余っちゃったけど、どうやって暇つぶししようか」と言う方には最適の映画です。でも、ストーリーが単純すぎて、その面では退屈な映画です。と言うことで、星4つとしました。

公式サイト:http://movies.foxjapan.com/avatar/
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2009年11月28日

いつでも夢を

 言わずと知れた、吉永小百合さんと橋幸夫さんが競演した青春映画のようなもの…

 ぴかちゃんこと三原ひかる(吉永小百合)は、准看護婦として働く人気者。ぴかちゃんと夜学で同級生の木村勝利(浜田光夫)、工場へ出入りするトラック運転手の岩下留次(橋幸夫)が恋心を織り交ぜて、当時らしい青春を映像化した感じですね。

 東京タワーは出来ているけれど、自動車はまだノックダウン生産の自動車も入り交じっているし、まだ下町の道路は未舗装、工場の排煙と自動車の排気ガスで、既に東京はスモッグに覆われているような映像です。同じ東京でも都心部と違って工場が建ち並び、工員がきつい労働条件の中で体をこわしながら安月給に甘んじている。そんな時代背景の中で、映画自体もアメリカのミュージカル映画を意識したような構成で、吉永小百合さんの美しさにうっとりしつつ、あっという間に時間が流れていきます。主題歌や挿入歌も、個人的にはとても好きな歌というか記憶に残っている歌なのです。

 上映期間は1週間で、毎日1回しか上映しないようですが、もう一度見に来ようかな…そんな風に思ってしまう、懐かしい映画でした。

 100人くらい入る劇場に、観客は20人いたでしょうか。全員が当時が青春時代だった(?)50代後半〜60代に見受けられました。懐かしいって気持ちの人が客になるんでしょうね。できれば、こういう映画で席が埋まって、名画座がもっと繁盛してくれると嬉しいんですけれどね。
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2009年08月31日

オリヲン座からの招待状(TV)

「突然ではございますが、昭和25年の開館以来…」と一通の映画館の閉館挨拶とともに、招待状がある夫婦の下に送り届けられる。昭和32年、無一文で映画館に押しかけで弟子となった留吉が一人前になる頃、館主である松蔵が病に倒れる。周囲の人は無責任にも、留吉が松蔵の妻トヨを寝取ったなどとうわさを流したり、テレビの時代が始まり映画産業の斜陽が始まるなど時代は映画に背を向け始める。そんな中、留吉とトヨは…そして、子供の頃をこの映画館で過ごした夫婦は…

一言で言うと、「こんな映画を作れる人が居るなら、まだ邦画も期待できる」…そんな風に感じた映画でした。

兎に角、映画への愛情に満ち溢れていますね。それは脚本にも、構図にも、そして俳優さんの演技にも現れていて、本当に「見入って」しまいました。特に宮沢りえさんの演技は図抜けている感じです。ある意味ちょっと感動しちゃいましたよ。

多少は無理っぽい設定もありますが、全体のできのよさに比べたら瑣末なことです。この映画はとてもよかった。また見たいし、金を払う価値があります。多分、私が今までに見た邦画の中では1番か2番のできでしょう。そういう評価だけしておきます。



公式ページ:http://www.orionza-movie.jp/
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2009年08月12日

無ケーカクの命中男/ノックトアップ(TV)

カナダから来て不法滞在するもてない男性と、テレビ局のアナウンサーとして認められつつある女性が、意気投合して一夜を共にした結果、女性は妊娠する羽目に。

男性は有体に言えば無職も同然。しかも、お互い相手のことは知らないも同然。しかし、妊娠したからにはお互いを理解して、親になろうと奮闘するが…

どこかの国の「鬼ばかり」しか居ないくだらないドラマのような強烈な起承転結はありませんが、時間を感じさせず一気に見せてくれます。ご都合主義的なこじつけもありますけれど、そんなことを気にすることなく見ることができました。

これから子供を授かろうとしている人、結婚を申し込もう、もうじき結婚する…そんな人は一度見ておいた方がいいですよ。また、結婚して何十年と言う人も、この映画を見て初心を思い出しましょう…要は大人の人、万人に向けてそんな風に言いたくなる珠玉作でした。

評価は星4つですが、限りなく5つに近い4つです。

蛇足ですが、この映画は地域によっては、私が昨日見た「寝取られ男のラブバカンス」と2本立てで上映されていたそうです。うらやましい話ですね。

posted by lunatic at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月11日

寝取られ男のラブバカンス(TV)

作曲家のピーターは、仕事で知り合った女優サラとつきあっていたが、突然別れ話を持ちかけられ落ち込む。周囲の勧めでハワイへバカンスに行ったが、そこには新しい恋人を同伴したサラも来ていた…

先日見た「幸せになるための27のドレス」はありきたりなストーリーをありきたりに展開して「おもろない」と言う評価になりました。この映画も、どちらかと言えばありきたりのストーリーをありきたりの展開で進んでいくのですけれど、映画の最初から最後まできちんと目を引きつけ楽しく見ることが出来ました。

ピーターがサラに別れ話を持ちかけられた時のわがままぶり、ホテルの従業員との掛け合いなど随所に面白いエピソードがあって楽しめました。そんな訳でこちらは面白かったと評価させて貰います。
posted by lunatic at 17:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

エヴァンゲリオン新劇場版:破

この作品について、あらすじを書ける程理解はしていませんので割愛させていただきます。

アニメを見る機会はめっきり減ったので、エヴァンゲリオンも見ていると言えば見ていますし、見ていないと言われたら見ていない…そんな中途半端な一視聴者ですが、この映画は楽しく観させていただきました。

ただ、視聴者サービスなのか、女の子のヌードシーンが結構多かったですね。必然があるのでしょうか。まぁそういうのも楽しみとして、人物やメカの美しさに感心して、ほへーと言う感じで観るのが正解かなと思われます。

兎に角、楽しく観ました。良いんじゃないでしょうか。

公式ページ:http://www.evangelion.co.jp/
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2009年03月07日

ヤッターマン

竜の子プロのアニメを実写化した映画。

兎に角、今回は田舎に住んでいて良かったと実感しました。
東京の映画館なら、それなりに混雑もしたんじゃないかと思うのですが、田舎の映画館は結構ガラガラでした。ネットでチケットを予約したんですが、もう一番良い列のど真ん中の席がとれましたとも。

さて、映画ですが、私の年代には「懐かしくて、楽しい思い出」であろうアニメのヤッターマンを実写化すると言うことで、どんな風になるんだろうと不安と期待が入り交じっていて、期待の多くはドロンジョ役の深田さんでしょうか(男の場合はそうだよね? ね・ね・ね)

日本映画に全く期待を持っていない私ですが、この映画は結構楽しめました。元がアニメで、お馬鹿な娯楽作品だからと言う気楽さもあって、本当に肩の力を抜いて楽しめました。

まだまだCGが甘い部分もたくさんあったし、作り込みがあまりにも細かすぎて目が疲れる場面もありましたけれど、「よく頑張りましたね」と言える作品じゃないでしょうか。

ただ、最後の部分が余計に長すぎたなぁと言う感じはあります(つまり、やはり演出はまだ良く言って1.5〜2流だなと言う事です)。

でも、Blu-rayでソフトが出たら買ってしまうかもしれません。それくらい良い出来だったと思います。

公式サイト:http://www.yatterman-movie.com/
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2008年12月07日

ウォーリー

29世紀の地球はゴミの山と化していた。そのゴミを片付けるため、ロボットだけが細々と働いて、生命体の無い地球。その地球に謎のロケットが着陸し、その中から洗練された形のロボットが降り立った。それを陰から見ていた片付けロボットのウォーリーは一目で恋に落ちた(?)

ロボットもよく設計されているし、落ちているゴミも興味深いものが多いです。そんな視点からも楽しめました。

まぁストーリーは「ディズニー」って言って予想される範囲から逸脱していません。安心して楽しめる映画です。

もう1回映画館で見るかと言うと疑問ですが、DVDになったら、レンタルしてもう1度見てみたい映画です。
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2008年10月18日

P.S.アイラヴユー

夫ジェリーの突然の死で、家族や友人の心配をよそに哀しみに浸り引きこもる妻ホリー。

そんなホリーの誕生日に、ジェリーからケーキとテープのメッセージが届けられる。「悲しまないで」「これから様々な方法でいくつかのメッセージが届く」「引きこもっていないで外に出て騒げ」そんな言葉にホリーは励まされ…

【評】
この映画の冒頭部分にジェリーとホリーの夫婦喧嘩があります。結構激しい言い合い。でも、夫の「もう仲直りをしないか?」の儀式で2人は仲直りをして行きます。この短いエピソードで2人の仲の良さ、絆の深さが描かれていて、私はとてもこの映画が好きになりました。

独り身の人には分らないかもしれませんが、夫婦の間には2人だけの世界っていうのが少なからずできあがるもので、他の人には「もう破局」としか見えない状況に見えても、次の瞬間に普通に戻っていたりするんですよね。

でも、その後のジェリーの死後、折を見てジェリーからの手紙がホリーに届くというのが「ろまんちっく」なのか「薄気味悪い」なのか…それは受け取る人次第じゃないかなと思います。が、映画の最中、そこここからすすり泣く声が聞こえてきたところをみると、女性には「ろまんちっく」な事に思えるんでしょうね。私は「死んだ後まで、妻が悲しむなんて想像するやつもいけ好かないけど、その通り悲しんで、死んだ夫の手紙を待ちわびる女性っていうのもちょっと気持ち悪いかも」と思っちゃいました。でも、映画としては十分楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

久しぶりにおもしろい映画を見たという気がします。

公式ページ:http://www.psiloveyou.jp/
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2007年10月28日

ブレイブ ワン

【粗筋】
ニューヨークのラジオ局で働くエリカは、ある日婚約者と散歩をしている途中暴漢に襲われ、婚約者を失い、自身も大怪我をしてしまう。
怪我は治り退院はしたものの、目の前で起こった事件が目に焼きつき、その不安から逃れるため彼女は自分のみを守るために銃を手にしてしまう。
時を同じくして、ニューヨークでは深夜のコンビニ強盗を皮切りに強盗目的ではない「正義の殺人」が起こり、事件を担当した刑事が事件をつなぎ合わせていくと、その犯人は最近知り合って好意を寄せているエリカに…

【評価・感想】
兎に角、主演のジョディ・フォスターがすごいですね。
結末には賛否両論あると思いますが、この映画は結末はどうあれ、映画の最初から最後までのめり込めるすばらしい映画だったと思います。
そこまで評しておいて☆が4つなのは、私はこの結末は「?」だからに他なりません。そんな終わり方をして、じゃあエリカは本当にそれでいいの? ここまでが(まぁ、ある程度ご都合主義的な部分は大目に見て)すばらしい心理描写だっただけに、この結末だけは納得できないなぁと思ったからこの評価なんです。

でも、機会があればもう一度見たいですね。この映画は何度見ても楽しめるんじゃないかな。そう思います。お勧めの一本です。

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thebraveone/
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2007年10月21日

へアースプレー

【粗筋】
時は人種差別華やかしき1960年代、場所はボルチモアちょっと(かなり)太目のトレーシーはテレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」を見て、将来スターになることを夢見ていた。
「デブはスターになれない」と悲観的な母親と、夢はあきらめるなと励ます父親。自分の娘をスターにしたい元ミス・ボルチモアの美人プロデューサなどが絡み、更に当事の世相である黒人差別に対し、白人であるトレーシーなどがぶつかっていく…

【評価・感想】
5点満点で☆4つ「おもしろい」でした。
何より、音楽がいいですね。私は帰宅してすぐにamazonでCDを買ってしまいましたよ。


ストーリーは、まぁスーパーマンとかバットマンとかそんなのと一緒で、良くも悪くもアメリカの映画だなぁと言うもの。「どうせ〜だから」と悲観することを否定し「ここはアメリカなんだから」「挑戦してみろ」と促す親、そして「自分の信じたこと」を貫く主人公…兎に角音楽が小気味いいのでテンポ良く進みます。でも…主人公がXXLサイズ(あちらではLサイズなのかもしれませんが)が画面いっぱいに活動する様を見るのはちょっと気持ち悪いかも。いや、私自身が同じようなサイズなので、自分もと思えればいいのですが、それより何より、やはりちょっと行き過ぎなんじゃないのかなと思ってしまいました。別にデブに偏見はありません(自分の首を絞めることはしません)。それにしてもトレーシーのお母さんが…例によって例のごとく、一切事前の情報収集はしておりませんでしたので、何か違和感があるとは思ってみていたのですが、エンドロールを見て危うく飲みかけのウーロン茶を吹き出すところでした。

さまざまなパロディも効いていると思いますし、チャンスがあればもう一度みたい映画です。

公式サイト:http://hairspray.gyao.jp/

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2006年08月02日

恋人までの距離(TV)


恋人までの距離


パリへ向かう列車の中で、たまたま出会ったジェシーとセリーヌの2人。
ジェシーは明朝アメリカに戻る飛行機に乗らなければならない。セリーヌはパリの住処に戻る途中。話が弾んだ2人は、ジェシーが降りる予定のウィーンで一緒の時間を過ごす。お金がないので一晩中歩き続けて話をするために…

正直な話、この映画には何の期待もしていませんでした。ただ、うちのアナログハイビジョンテレビ(12年もの)のアナログチューナが壊れてしまった対応として、デジタルチューナを搭載したDVD/HDDレコーダを買ったので、気になったものを片っ端から録画して気に入れば見るという贅沢をしているのですが、たまたま、題名にひかれて録画してみただけの映画であった訳です。

ところが、映画の冒頭から「なにが?」と聞かれると答えに詰まってしまうのですけれど、何が面白い、何が楽しい、何が興味深いと言うわけでもないのに、どういう訳かこの映画に目を奪われてしまいます。
お互いの個を尊重し、「一夜限り」の出会いである事を納得の上で「10年後、20年後の思い出になる」ためにと2人は様々な人とも出会いながら、お互いの考えを話していきます。時間が経つにつれお互いどんどん惹かれあう事が判っているのに、でも明日にはアメリカとフランスで別れ別れ、そしてどちらかが相手の方に行くというのも非現実的…そんな葛藤が溢れてついつい画面に見入ってしまいました。

この映画は本当は星3つくらいが妥当なのかもしれませんが、個人的にどうしても理由のつかない何かに惹かれるので星4つとしてみました。
posted by lunatic at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月31日

君に読む物語(TV)


きみに読む物語


ある療養施設にいる老齢の女性。凛として、若かりし頃はさぞや美人だったであろうその女性に、恋愛物語を読み聞かせる初老の男性がいた。
その男性が読み聞かせる物語は、若い金持ちの娘アリーと貧乏な材木加工所勤めのノアの恋の物語だった。

ここでネタバレを書きたくはないので、ストーリーはこんないい加減な程度しか載せられませんが、兎にも角にも「恋愛適齢期」「ラブ・アクチュアリー」などが楽しく見られる人にはとてもお勧めの映画です。多くは語れませんが、私は大変気に入った一本でした。



公式サイト:http://kimiyomu.jp/
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2006年04月09日

プロデューサーズ

1959年、落ちぶれた劇作家のマックスはまた1本の劇が早期打ち切りとなってしまった。しかし、決算をしに来た会計士のレオが「失敗の方が儲かる」と漏らしたことから、2人は「確実に失敗して大儲けする劇」を企てます。その為にヒトラーを題材にした台本と、その演出にハードゲイの演出家を用意したのですが…

ようやく今年1本目の映画を観ることが出来ました。いや、本当は見られる状況じゃなかったのかもしれませんが、兎に角この映画は観てみたいと思ったので、後のことを考えずに行ってきました。

「このストーリーが好きで」とか「ブロードウェイでヒットしたから」というような立派な理由で観たかったんじゃないのです。久し振りに楽しいミュージカルが観たかった。ただそれだけで選んだのです。昨年は仕事が忙しくて心に余裕がなかった時に「ロボッツ」とか「ステルス」のような深く考えなくて良い映画を観ました。今回は楽しいミュージカルが観たい。そう思ったと言うことです。
期待は裏切られませんでした。余り深く考えずに居ても腹の底から笑えましたし、ストーリーもきちんとまとまっていました。
それにしても85才の老婦人に対しても「lovely sexy kitten」と愛の言葉(?)を囁くのねと言うことが勉強になりましたわ。この映画にもアメリカの人なら判るんだろうなと言うジョークが様々な出てくるのですが、それなりに笑うことも出来ましたけど、もっと理解できたらなぁと残念に思える部分もありました。ま、仕方ないことですがね。

「オペラ座の怪人でもなし得なかったトニー賞12部門受賞」なんて宣伝をしていますけれど、オペラ座の怪人とは同じ土俵で語りたい作品じゃないなぁと思いますが、これはこれで楽しませて貰ったので星は4つとしておきます。




プロデューサーズ(1968年のオリジナル)



プロデューサーズで検索

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2005年12月19日

アパートの鍵貸します(DVD)



「着替えのためにと部屋を貸したら、次から断れなくなった」(本人談)と、保険会社に勤めるバドは、自分の部屋を上司の不倫のために貸し与えることで昇進を勝ち得る。昇進の最終決定をする人事部長にも部屋を貸すことを要求され鍵を渡すが、彼が連れてきたのはバドが思いを寄せるエレベータガールのフランだった…

1960年ですからもう45年も前の映画なんですね。ストーリーも忘れるくらい長い間見ていなかったのでとても新鮮な気分で観ることができました。
定時になると一斉にタイプライタ(懐かしい)にカバーをかけ一斉に退社する人の中、一人だけ残業をするバド…そんな導入部から自然にその状況を説明し、フランへの淡い思い、自分の出世と彼女への思い、様々な思惑が面白く、楽しく、ワクワクドキドキしながらあっという間二時間が過ぎていきます。さすがビリー・ワイルダー、さすがジャック・レモン…そう思ってしまいます。

この映画、名作の誉れも高いので今更私があれこれ言うことはないですね。まだ観ていない人には「テンポ良く楽しく観ることができる映画でお勧めですよ」と言っておきますかね。



Amazonで検索した結果

DVD

FOX・MGM ビリー・ワイルダー DVDコンプリートBOX

ジャック・レモン
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2005年12月04日

恋愛適齢期(DVD)


結論から言います。星5つに近い4つです。とっても楽しく見ることが出来ました。

主人公のハリーは63歳。音楽業界で成功してちょっとした有名人。その有名な理由の1つには、30歳以下の女性としかつきあわない独身男性という事もある。
ハリーは(30歳以下の)ガールフレンド、マリンとマリンの母親エリカが所有する海沿いの別荘で週末を過ごすためにやってきた。二人きりで過ごせるはずだったけれど、エリカとその妹が突然別荘にきて一悶着。その後ハリーは突然心臓発作を起こして倒れてしまい、自分の家に帰れるようになるまでその別荘で休養をさせて貰うことになった。その付き添いはなぜかエリカ。離婚して数十年、娘を育てるため、生きるためたくましく生きてきたエリカと、ちょっと屈折して独自の女性観を抱くハリー、そしてハリーの心臓発作に対処してあこがれの劇作家エリカと出会って猛然とアタックをする医者ジュリアンを巻き込んでのラブストーリー…

先月みた「恋愛小説家」でも主演のジャックニコルソン(ハリー役)は女性に対して、人生に対して不器用な中年を演じていましたが、この映画でもその才能(?)を存分に発揮していますね。過去の経験から女性に対して独自の観点で接していたハリーが、一緒に暮らすようになったエリカと接することで徐々に変わっていく様子、そして逆にハリーに接したことで変わっていくエリカの様子、そして二人の言葉の絡み、態度の絡み、それぞれがとても良く描かれていました。うーん、なんというか、多分この話のこのおもしろさは、家族以外の女性と一緒に住んだことのない人には十分伝わらないんじゃないかな。そう言う意味でこの映画は「大人の映画」なんだなぁと思う訳ですよ。ちょっとした言葉のやりとりで頭の中に様々な思いがぐるぐるしたり、喜んでしっぽを振ってしまったり…大人の恋愛の中にそんな初々しい気持ちが全身に表れて居るんですよね。それがとってもツボにはまっておもしろかったんです。また、二人がチャットをする場面があるんですけれど、短いけど結構英語の勉強になりそう。それ以外にも、結構おもしろいやりとりをしている感じです。じっくり耳を澄ますのも楽しい感じですよ。

例によって、この映画も全く事前情報はありません。レンタルビデオ屋さんで何気なく手に取ったらジャックニコルソンの顔があって、このタイトルですから「先日の恋愛小説家と同じ感じ?」と借りてみることにしたので、本当に微塵も事前情報はなかったんです。で、医者のジュリアン…どこかで見たような人だよなぁ…誰だろう。キアヌ・リーブスに良く似た人だなぁ…なんて思っていたんですけれど、本人だったんですね。なんで「似た人」だと思ったんだろう?思いこみって不思議…



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2005年12月03日

Mr.&Mrs.スミス

20051204.jpg


1人旅の旅行者はテロリストの疑いがある。そんな捜査が始まり声を掛けられそうになった時に偶然居合わせた二人は即席のカップルとなって難を逃れ、それがきっかけで恋に落ちて電撃的に結婚をした…それから5〜6年。二人とも仕事を持ってうまくはいっていたけれど、どことなく倦怠期でセラピストの元に相談に行く二人…二人は表向きはお堅い職業だが、実はそれぞれが別の組織に属す殺し屋。ある時、それぞれの組織が同じターゲットの抹殺指令を出したことで二人はニアミスをしてしまう。相手の身元を探っていくとどうも自分の連れ合いでは? 自分の身元を知られたからには相手を殺さなければならないのがこの仕事の鉄則。そこで二人の殺し合いが始まるが…

予告編とかを見ても、夫婦で殺し合うと言う内容は判るのですが、それがこんなストーリーだなんて…映画を見て「やはり予告編は別の話に編集されている」とは思いましたが、まぁそれも想定の範囲内ではありますがちょっと自分的には期待外れかなぁという部分がありました。
あっという間に時間も過ぎます。先日見た「ステルス」よりこっちの方が数段上だと思います。でも、私の場合、映画を見始めてすぐ、アンジェリーナ・ジョリーの顔って、スイスに嫁いだ友人にそっくりだと思い始めて、つい気が散ってしまったのが残念。あと、夫婦の仮面をかぶっていたのに、その仮面がはがれるまではとてもおもしろかったのですが、その後のカーチェイス、銃撃戦はすごいんですけれど、ここだけ見たら他の映画とあんまり違わないというか新鮮みがないと言うか…確かにすごいんですけれど「ふーん」って感じでした。特に銃撃戦はもうご都合主義そのもので、現代版「ランボー」かなと思いましたよ。まぁこの手の映画はこうじゃないとおもしろくないと言うところもありますね。映画自体は深く考えずに見たなら、とても楽しめる映画でしたし、何度か見てもその都度楽しめる映画ではないかと思えます…深く考えなければですけれどネ。ま、結構風刺も効いていたように思いますし、私はこういう映画は好きです。



公式HP:http://www.mr-and-mrs-smith.com/top.html



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