2005年11月20日

ラブ・アクチュアリ(DVD)-2度目-

今年の5月24日にDVDで見た映画です。その時の評価が「めまぐるしくて、訳の分からないうちに終わった」「近いうちにもう一度みてみたい」と言う評価だったので改めてみてみることにしました。

(1回目の感想)

半年前に見たとは言っても、本当その感想通りめまぐるしく人が出入りするので「あれ、これは誰だっけ?いつ出てきたんだっけ?」などと思うこともしばしばあったのですが、大まかな事は頭に残っていたので前回よりかなり楽しく見ることができました。
前回もすごく印象に残っていたのですけれど、最初の方に出てくる結婚式の演出、これを見るためだけでも、「このDVDを買う価値があるかも」と思えるくらい私は魅力を感じています。長い挨拶だの、カラオケもどきに歌を歌ってお祝いするよりこんな演出があったら、する方もされる方も楽しいんじゃないかなぁと思います。
何度も書いてしつこくて申し訳ないですが、前回はめまぐるしさについて行けなかったので楽しそうな映画だとは思うけど楽しさが伝わらなかったこの映画、じっくり見る余裕を持って見ていると本当にとても楽しいことが満載の映画なんですね。
話の中に、イギリス男性のアメリカ観、アメリカ女性のイギリス観みたいなのが出てくるのですが、これはまぁ何というか、周期的にネット上でも騒がれる「『全て』の男性は胸の大きな女性が好き」というような戯言に近いまったく根拠のないバカ話なんですけれど、でもまことしやかに信じている人もいるみたいな話で、その国の人ならこのあたりでもっと笑えたのかなぁと思います。まぁその辺りはわからなくて仕方ないのですが、それを抜いても十分楽しい気分、気持ち良い気分にさせてもらえましたので、とても良い映画だったと思います。

本当は星5つと言いたかったのですが、「もう1度見たら更におもしろくなるのでは?」と言う期待から、今回は星4つにしました。



公式サイト:http://www.uipjapan.com/loveactually/



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2005年11月14日

In Her Shoes(イン・ハー・シューズ)

20051114.jpg

話は、弁護士でしっかり者だけど容姿にちょっと太めで容姿に自信がない姉ローズとスタイルは抜群だけど、自由奔放に生き、定職に就か(け)ずその日暮らし的に過ごす妹マギー、そして亡くなった母への接し方でボタンを掛け違えた父と祖母エラ、意地悪な継母などを中心に人間模様が描かれていきます。

チャーリーズエンジェルなどでダジャレと体の線を見せることだけが目立っていたキャメロン・ディアスが、果たして「エリン・ブロコビッチ」などを手がけた脚本家の本でまともに演技をできるのか?と言うのが興味深かったのです。が、この映画ではキャメロン・ディアスのそんなイメージをうまく使ってマギーと言う人をうまく演出していました。
映画の冒頭から男にだらしなさそうで仕事の話をされると怒るし、酔っては実家から継母に家を追い出されて転がり込んだ姉の家では姉の服や靴を勝手に使って、更に金をくすねる妹。もう「ひでーヤツ。人間のくず」と思える妹ローズなのですが、そんな妹に荒らされた部屋を見てローズの友人が言った「そんなにされて、なんで面倒を見るの?」との問いに「妹だからよ」と答える辺りに、そうか、姉妹(兄弟)としてはそんなに珍しくないパターンなんだなと思うようになりました。ちょっと日本の基準だと大げさな感じになるかもしれませんが、しっかり者の長女(男)と甘やかされた次女(男)…どこにでもある風景なんですね。何となくうんうんと大きく頷く自分がいました(ちなみに私は次男です)。

その自由奔放な妹がいる限り自分や自分の周囲の人に必ず迷惑がかかると分かりきっているけど、それでも「妹だから」と包み込み、ある事件を妹が起こし、妹を家から追い出した後でさえも妹のことを気遣うローズ。突然訪ねてこられて最初は無邪気に喜んでいたけれど、マギーに遊んでばかりいないできちんと仕事をしなさいと施設の手伝いを斡旋し、それからもしっかりマギーと正面から接する祖母のエラ。そして嫌々ながら始めた施設の手伝いで接することになった施設の老人たち…様々な人の愛にマギーは包まれていました。
「尻軽女」なのかと思ったら、うまく仕事に就けず、見た目だけで男が寄ってくる事にマギーもコンプレックスを持っていた事が老人と接するようになったマギーから如実に伝わってきます。
そして、その昔娘(姉妹の母)に過干渉してしまった事を悔いる祖母が、突然わがままと見える孫と対面し、昔の失敗をおそれず接していく姿もしっかり描かれていました。この辺りはアメリカの映画らしいわざとらしさも感じられましたが、まぁ許容範囲で、楽しくあっという間に時間が過ぎました。
一つだけ、なぜ継母が姉妹に対し意地悪なのかが最後まで釈然としなかったのがちょっと気にかかりました。理由を勝手に考えてみると、マギーの自由奔放さを他の人のように見守り内面を見ようとせず、その表面的なところで嫌悪していたという事なのかと思ったのですけれど、それではローズへの接し方の説明になりませんし…ちょっとその辺りが残念でしたが、兎に角これも「お勧め」の映画です。

変則的に月曜のレイトショーを見てきたのですが、今日のこの映画の観客は私を含めて5人。まるで広い映画館を借り切ったような気分で楽しく見ることができました。また、「チャーリーズ〜」でキャメロン・ディアスは兎に角スラング、スラング、スラングとたたみかけたり、言葉で遊ぶシーンが多かったのでもしかして今回も?と思っていたのですが、その予感は的中していました。ほとんど理解できませんが、少しでもわかるところがあって楽しかった訳で、人が少ないから雑音もなく心ゆくまで楽しめたというのは「今日にして良かった」というところでしょう。



公式ホームページ:http://www.foxjapan.com/movies/inhershoes/



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2005年11月12日

ALWAYS 三丁目の夕日


西岸良平の漫画の映画化ですが、漫画の方は長らく愛読していました(最近は漫画を買わなくなったためご無沙汰していますが)。短いページできれいにまとめ、当時の雰囲気を表現する氏の漫画を、生意気な言い方で申し訳ないですが、まともな脚本を書ける人のいない今の邦画界でまともな映画にできるのかとても心配で、夢を壊されるくらいなら見ない方がいいかなと思っていました。しかし、特撮とはいえ、東京タワーのできるところ(壊れるところはモスラなどで何度も見ていますが…)を見てみたいという気持ちもあり、できが悪ければ途中でも出てくればいいさというノリで見に行ってきました。

今回の映画についてはちょっとネタばれ的な部分があります。映画のストーリーというより、当時のこと書いたという感じですけれどね。一応そういう部分があるとご理解の上お読みください。ネタばれをどんな形であれ好まない人は読み飛ばしていただけますようお願いいたします。



結論から言って、とても良い映画でした。これから先、文句も書きますが、総合的には星5つに近い4つです。

感想…あの漫画が原作と思わなければ、似た設定の別の物と思えばまぁ楽しめました。今の若い人には、生まれる前の全く異質な世界の話かもしれないですが、私の年代には「うんうん」と頷ける部分がとても多くあり、懐かしく感じることができたのも事実です。でも、十分楽しめたのは事実。邦画としては「良くできた映画」だと思います。

映画は昭和33年、東京の下町のある横町にある鈴木モータースと売れない子供向け小説を書く駄菓子屋がそれぞれ青森から集団就職してきた女の子と、ある飲み屋さんから話の勢いで小学生の男の子を預かることになるところから始まります。この二つの家を中心にドラマはすすみ、その間に「三種の神器」テレビ、冷蔵庫、洗濯機などが導入されていく時代背景も描かれます。でも洗濯機に関しては「買った」という話があった(?)だけで実物は見ることができませんでした。久しぶりに「脱水機」(上下二つに並んだローラーをハンドルで回して、その間に洗濯物を通す事で絞るんですよ)付きの洗濯機を見たかったんですけれどね。あ、そんな洗濯機では時代が新しすぎるでしょうか。兎に角、コンクリートでできたゴミ箱、赤電話、公衆電話ボックス、足のついた(布のカバーに覆われた)テレビ、三輪オート、タイヤの乗った屋根、舗装されていない路地、ランニング姿の子供…懐かしい風景は本当にたくさんありました。
それと、大人も子供も話をする時にたまる場所は、捨てられ朽ち果てた車の上だったりするのですが、私も子供の頃の遊び場は朽ち果てたJeepのある場所で、何かがあればその上で「秘密の話」をしたものでした。すごく懐かしい演出でした。
また、杉並区のあるバイク屋さんがその昔はここ(杉並区)から鮫洲の免許センターに行くのは20分くらいだったと言っていたのを思い出します。当時は車の数が少なかったのですいすい行けたっていうのです。今の東京を知る人には「嘘でしょ〜」と言う話ですが、この映画を見ていたら、その話を思い出し「やっぱり本当の話だったのかなぁ」なんて思ってしまいました。うん、のどかな時代だったんですねぇ。
また、建設中の東京タワーが映画の進行とともに少しずつ積み上がっているのは芸が細かいなぁと、まぁそれは話の中心でもあるわけですから当たり前といえば当たり前なんですけれど、まぁ良くできていました。でもそう感心する反面、映画の最後のシーン、いくら昭和30年代の高層ビルがなかった時代とはいえ、あの場所から東京タワーはあんなに大きくは見えないでしょ。地方の人は騙せても、東京近辺に住んでいる人には違和感あったんじゃないかなぁ…
あと、不自然だったなって感じたのは、冒頭の模型飛行機が飛ぶシーン。あれはCGでしょうけれど、あんな急角度で飛んでいってくれはしないでしょと思ったのです。いや、私は田舎者ですから模型飛行機を作ってとばしたのは稲刈りのすんだ田んぼだったり野原だったりとにかく子供にとっては見渡す限りじゃまな物のない場所でしたからあんな急角度にとばす技術は身につけられませんでした。そりゃ調整を間違えて家の屋根に引っかけてしまったり、電線や木の枝に引っかけて泣いて帰ることもしょっちゅうでした(見渡す限りの広い場所があるのに、なぜか投げる時はその広い場所の隅っこから広い方へ向かって投げるんですよね。で、調整を間違ったり風を読み違えると後方へ飛んでいって泣きを見るんですよ。子供って学習しないですねぇ←私だけ?)が、それは方向だけねじ曲がって上昇していく最中でのことであんな短距離で屋根を越えるほどの高さにあがるなんて東京もんはすげー技術を持っていたんだなぁと思う訳ですよ。
それと上野駅の群衆シーン、これも多分CGであまり金をかけることができなかったんだと思うのですが、一つの画面の数カ所に同じ人が同じ動きででていたような気がします。要は一部をCGで作って画面いっぱいにコピーした…そう「パールハーバー」で零戦が真珠湾を攻撃したときのCGみたいな感じで、不自然きわまりない感じがしました。でも、そんなのは些細なことです。

で、私が心配した脚本ですが、(何度もいいます。生意気ですみません)まぁ邦画ならこんなレベルでしょ。ってな感じですね。冒頭にも書きましたように原作漫画の面影は全くありません。原作を期待していくと確実に期待外れです。全くの別物としてみるなら、ベタなくさいお涙ちょうだい的お芝居付きですけれど、笑えるほのぼのストーリーとして楽しめました。

映画「ゴジラ」では、ゴジラが出現して自衛隊に誘導され逃げまどう人がゴジラを見上げて「また疎開かぁ」と叫ぶシーンがありました。そう、「ゴジラ」はまだ戦後10年も経っていない頃の作品なんですよね。「疎開」ということがまだ生々しく残っている時代だったんです。その映画から4年後の設定であるこの映画にも「疎開」なんてキーワードが出てきて、そっかぁそういう時代だねと思わず納得してしまいました。
冷蔵庫も氷を入れて冷やすものから電気式に変わり、テレビもつけたら力道山。そしてそのテレビに黒山の人だかり。懐かしいという人には本当に懐かしい風景でしょう。
先に挙げたCGの不自然さはまぁ些細な物として、とにかく画像は見応えもありましたし、かなりあちこちでほのぼのして笑いも多くとれる良い映画だったのですが、個人的な感想を言えば、駄菓子屋役の吉岡某ってDr.コトー診療所とかで主役をやっていた人ですよね。ちょっと演技が臭すぎ。あ、あくまでも個人的な意見です。でも、あのドラマより役にはまっていたとは思います。あと、鈴木オートの社長、実写版「ラビュタ」でも目指そうというのか?と言うくらい、演出がアニメ的な部分もあってその大げさな表現は気に入りました。あと、鈴木オートに就職してくる女の子役、堀北真希さんがとてもきれいでがんばって演技していたのが印象的でした。でも、薬師丸ひろ子がお母さん役をやっているって事で「え、セーラー服じゃないの?」なんてマジボケしている私に印象的って言われたところでうれしくも何ともないだろうなぁ…

余談で、そして超ウルトラローカルな話ですが、遠くから見える東京タワー。この景色、20年ほど前に仕事の用事で初めて茨城県の神栖町を訪れた時に、東関東自動車道の佐原ICを降りて(当時は潮来まで開通していなかった)小見川大橋へ向かって行く途中で垣間見えた鹿島セントラルホテルの姿に重なります。
当時はカーナビなんてなくて(あったかもしれないけど持っていなかった)、初めて行く場所なので不安だったのです。だって、高速道路で行く遙か離れた初めて行く場所で、それも方向音痴の私が一人で行くんですからね。でも、現地の人は「遠くからでも見えるから安心してきなさい」そう言っていたんです。東京の風景に慣れていた私にはたかだか10数階建ての(茨城県の)建物が千葉県(佐原市)から見えるはずないだろうとよけい不安に駆られていたのですが、行ってみたらホント遠くからそのビルが見えるんですよ。もう方向がわかれば不安なんてなくなりますよね。あの遠くからも見えていたホテルの雄姿、今でも同じような風景はあるのでしょうか…

長々と書きましたが、邦画に不信感を抱く私でさえ楽しく見ることができたのですから、かなり広範囲の人がこの映画を楽しむことができると思います。楽しい時間を過ごしたいと思われる方には自信を持っておすすめできる映画だと思います。



公式ページ:http://www.always3.jp/index02.html



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2005年11月07日

恋愛小説家(DVD)



記録には残っていないのですが、このDVD以前に一度借りたことがあります。どんな理由でかは今となっては分かりませんが、結末の部分も見覚えがあるのですけれど中程が記憶から抜け落ちていて記録にも残っていない…多分、途中で寝て最初と最後だけ見ておしまいにしてしまった映画なんでしょうね。こんなおもしろい映画をどうしてそんな風に中途半端に投げ出してしまったんでしょ。もったいない話です。

ストーリーは白人で精神的な傷害(潔癖性のようなもの)をもち、毒舌家で職業は恋愛小説家のメルビンは昼食に通う飯屋のウェイトレスキャロルに好意を持っている。けど、毒舌家で素直に感情を表すことができないメルビンは嫌われこそすれ好かれる方にはなかなか進まない。同じアパートに住むゲイの画家サイモンとの絡みも交えて人間模様が描かれていきます。

兎に角、メルビンの性格が強烈です。レストランに食事に行って、いつも自分が座っているところに他の人が座っていると「ユダヤ人の鼻はでかい…」などとこき下ろしたり、隣に住む画家のサイモンが飼っている犬がうるさいと捕まえてダストシュートに放り込んだりします。そのレストランに通うときは自前のプラスチック製(キャンプ用と英語で言っていたような)ナイフやフォークを持参しますし、犬にさわるときは使い捨てビニール手袋をします。歩道ではタイルの継ぎ目を踏まないときめており、更に他人にも触れないし、「さわらないで」と叫んで触れさせません。帰宅をすれば石けんが山のように用意されていて、その石けんは使い捨てしているようです。
最初の数分でメルビンが「鼻持ちならない奴」と見えてきます。顔も常に引きつっていて、自分の毒舌に酔いしれているような雰囲気を醸し出している(名演ですね)ので尚更です。
どんなところでもわがまま放題していて嫌われているメルビンですが、ある日サイモンの家に強盗が入り瀕死の重傷を負ってしまい、サイモンの飼っている犬を預かったことから人生が少しずつ変ってきます。それまで自己チューだったメルビンが少しずつ変ってきます。いや、変ってきたのは態度ではなく、自分を表す方法の方なんですけれどね。

鼻持ちならない嫌われ者が、人と交流をしていくことでどんどん人間らしくなっていく、最初の何分かの不愉快な気持ちが時間の経過とともに映画に引き込まれて、いつの間にか「ばっかでー。こんなところでそんなセリフ言ったら嫌われるの当たり前じゃーん アッホやなー」とか「今度こそうまく言うんだぞ」とか一緒になって応援している自分に気付いて赤面したりするんですよ。先日見た「セルラー」はストレートにおもしろさを伝えてきましたが、この映画はおもしろさというか人間臭さをものすごい落差のフォークボールで伝えてくるような映画という感じがしました。「セルラー」とは評価の点数は同じでも表と裏、上と下、縦と横…兎に角交わることはないけど、おもしろいと言う点では同列という感じでした。誰にでも勧められると言う映画ではありません。けど、人間模様をとてもよく描いている映画ですので、そういうのが好きな人には迷わずお勧めの一品です。あと、ほんの数カットですが、キャサリンのセミヌードはとても美しかったです。

そんな訳でこの映画も星4つです。



(2005/11/09追記)
上で
それまで自己チューだったメルビンが少しずつ変ってきます。いや、変ってきたのは態度ではなく、自分を表す方法の方なんですけれどね。
と書きました。
けど、それはそれで有りなんですけど、それだけじゃなくて、毒舌と潔癖症で人を近づけないようにしていたメルビンは傍から見て付き合い辛い(付き合えない)鼻持ちならない嫌われ者だった訳ですが、理由はどうあれ、ある線を越えて内側を覗いてみたら実はそのやさしさを隠し持っていて、それがうまく表現できないだけの人だったという事が発見されていくと言う面もあるんですよね。人に好かれる人と嫌われる人、その差は自分を適切に表現できるかどうか、思っていることを、相手をイライラさせずにスムースに伝えられるかどうか、そんな小さなことの積み重ねに掛かっているのではないでしょうか。うまく伝えられず嫌われている人も、きちんとその人なりを見れば(「見てあげれば」などと人を見下した態度をとることをこの映画は言っていないと思います)、今まで見えてこなかった人の魅力と言うものが見えるんじゃないか。そんな風に考えさせてくれる映画だと思えます。是非、多くの人がこれを見て考えて欲しいなぁと思う作品です。



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2005年11月05日

セルラー(DVD)


忙しかった仕事に目処も立ち、ツタヤから送られてきた「新作以外レンタル料半額」のはがきの有効期限もすれすれ残っていたので、早速レンタルをしてきました。多分半年ぶりのレンタル…なつかしー!

例によって例の如く、この映画の予備知識は0(Zero)です。その方が偏見なしに映画を楽しめるので私としては良い状態だと思います。一応借りるときにジャケットにかかれた大まかなストーリーを見て「おもしろそう」と思って借りてくる訳ですから、そこにかかれた事「突然誘拐されて、壊された電話機を組み立てて、偶然つながった人との通話が生命線」という事は分かりました。後はそれがどんな風にふくらんでいくかですよね。あと、私は俳優さんの名前もできるだけ覚えないようにしているのですけれど、今回の映画の主演女優として「キム・ベイシンガー」という名前が挙がっていました。アカデミー賞(助演女優賞)をとった女優という事だったんですが、「名前は聞いたことがある。でも、どんな映画に出ていたの?」って感じ。そういう感じだからこそ、偏見なしに映画を楽しめたと思います。

ストーリーは先にも少しふれたように、子供を送り出したジェシカは突然乱入してきた男たちに拉致されてどこかの家の屋根裏に監禁されてしまいます。何がなんだか分からないでおろおろしていたら、男が大きなハンマーをもって部屋に来て自分に向かってハンマーを振り回します。悲鳴を上げて座り込むジェシカでしたが、ハンマーがねらったものはジェシカの後ろの柱についていた電話機だったのです。ハンマーに砕かれて粉々になった電話機を見て、男は下に降りていくのですが、ジェシカはその電話機の基盤が壊れていないことを発見し、電話機を何とか修理してダイアルをします。偶然電話がつながったライアンは最初は冗談だと思っていたのですが、電話の最中にジェシカの部屋に入ってきた男との「夫をどこに隠した」という問答が真に迫っているのを聞いてこの話を信じたのです。そこからライアンは生命線である電話を切らないようにしながら事件に巻き込まれていくのです。
  • 携帯電話なんて、そのバッテリー容量から、そういつまでも会話なんかできないのにどうやって…
  • 警察に電話を渡しておしまいなんじゃないの?
などと見る前は思っていたのですが、それらもきちんとエピソードとして消化していました。
セルラーって言葉は日本で言うところの「ケータイ」であり、携帯電話の代名詞です。そのタイトルどおり、携帯が最初から最後まで重要な役割を果たしているというか、うまく小道具として使われていておもしろかったです。全体的にストーリーがとてもよくまとまっていて、理屈抜きでテンポ良く流れるストーリーに引き込まれていきました。とても楽しめる映画だったと思います。
ただ、高校の生物教師であるジェシカが、壊れた電話機を修理する…といっても切れた配線を撚り戻すだけですが、それでもよくそういう知識があったなぁと言うことと、パルス方式の電話のかけ方なんてよく知っていたなぁと言う事はある意味疑問として残りました。それとも私ですら知っているくらいですから(お年寄り世代には)かなり一般的な知識なのでしょうかねぇ。ま、先生だからそれなりの知識があったんでしょうね。それと、電話が混信した時って結局どうやって解決したんでしょう?あれこれ一気に事が起こったのでよく理解できなかったのが残念でした。まぁ細かくは分からなくてもストーリーはつながっていますから問題なしと言っても良いと思いますけれどね。
これを書いているのは映画を見終わってから8時間、一眠りしてからなのですが、この時点でその最初の評価が変っていないので、間違いないお勧めの映画といえるでしょう。



(映画の評価が、その時々の(仕事などの)事情で一定になっていない気がしますので、近々評価のし直しをしようかと思います。この映画がロボッツ(現時点で星5つ)より下って言うのはおかしいですから。)



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2005年10月08日

ステルス


この映画に対する・備知識は0に近かったです。朝、テレビで今日から公開と紹介されているのが流れているのを眺めた程度です。ですからストーリーなんかも殆ど判らない。ただ前日、何かの音楽番組でHYDEとか言う歌手(なの?)が気損ちの悪い音楽ともいえないような雑音をがなって(若い多にはすばらしい音楽かもしれないけど、中年のおっさんにはそう聞こえるので、世代の違いだと思って聞き流してね)、「この曲は映画ステルスの日本語版の音楽として起用された」とかそんな紹介をされていたので、「たとえ地球の裏側までいく羽目になっても日本語版だけは見ないぞ」と思ったのが事前情報としての数少ない収穫だったでしょうか。しかし、残念ながら字幕版を見たにもかかわらず、映画が始まるまでのBGMとして流れていてその奇・烈な変調ぶりに気損ちが悪くなってしまったのが残念。ま、これは映画の本質とは関係ないのでこの話はここでお仕舞い。

その朝の紹介番組でストーリーに関して流れてきた情報は
  • 3多のエリートパイロットと最新鋭のステルス・闘機+多工知能を損つ・闘機
  • 多工知能の・闘機が落雷で・走し、街を攻撃し始める
  • それを阻止するために、多工知能対3多のエリートの・いが始まる
と言うようなものでした。そしてその紹介にあわせたような画像が紹介され、そんな映画なんだなと私は思ったのですが、実際にはそのテレビで紹介された画像とイメージ(イメージなので多それぞれ受け取り方は違うでしょうけれど)は、私の場合、見事に裏切られていました。悪く言えば紹介を短い時間にまとめるために映画の本題を外れて全く違うストーリーをイメージさせる編集がなされていた。つまり「改ざん」されていたという事です。まぁ、こんな事は映画の宣伝ではいくらでもあることですから、それを糾弾するとかそんなつもりはありません。自分の損ってしまったイメージと違った事で映画は新鮮に楽しめましたから、それはそれで良しとしましょう。
この時点で私が思ったのは、この映画はまたアメリカのご都合主義的ストーリーなんだろうなぁという事。でも、そのテレビの中で主役の一多がインタビューに答え「何よりもその映像を楽しんで欲しい」と言っていたので、私はこの映画を見るにあたってストーリー性は無視(しないとくどくど批判を続けることになりそうだから)して、映像を楽しんでみようと決めたのでした。
その結果、この映画は十分に楽しめました。
はっきり言ってストーリーはありきたりで何の工夫もありません。・想通りご都合主義で、スーパーマンなどに感じた「アメリカの多たちはこんなストーリーで熱狂できるほど阿呆なの?(あ、水戸黄門と思えばいいのかな?)」という疑問と同じものが出てくる物です。また思想的に凄く怖い映画だなぁと言う印象はありましたが、まぁこれが政府の意見として発表された映画なら兎も角「近未来SF映画」として「娯楽映画」として発表されているのですからそんな思想的なものも「へぇへぇ」と受け流すのが一番でしょう。兎に角、この映画に対してストーリーは映像のつなぎだと私は理解しました。
そうやって単純にスクリーンを眺めて深く考えずに映像を楽しんでみていればあっという間に時間が過ぎてしまいます。実写とCGの合成が見事で違和感を覚えることなく見終えることができました。これだけの画像を作るってやはりかなりのお金がかかっているんでしょうねぇ。
前進翼って翼の根元にかなりの負担が掛かると聞きました。何回かそのための実験機が試作されテストをしているのですがまだ実用化されたという話は聞いていません。でも、近い将来こういう飛行機が本当に出てくるんでしょうねぇ。いわゆる「殺多機械」である・闘機を「美しい」と表現することに抵抗を損つ多もいらっしゃると思いますが、どんなものもその目的に関係なく、機能を追及し無駄をそぎ落としていくと、そこには「機能美」と言う美しさが残るものだと私は思っています。そういう意味でこの映画に出てくる飛行機はかなり美しかったのが印象的でした。
まぁ冷静に考えたら「変」と言う場・はあれこれあったと思いますが、兎に角(何度も言いますが)映像を楽しむつもりで見たら、気にならないでしょう。

ストーリーは無視して映像を楽しんだという事で星は大サービスで4つとします。(ストーリーを含んだら2.5で四捨五入の3位になってしまうかも)

公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/stealth/

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2005年05月25日

ショーシャンクの空に(DVD)


かなり長いストーリーも一気に見せてくれます。

刑務所という閉じられた世界の中の理不尽さなども良く描かれ、その中で自分はやっていないつもりの犯罪で投獄された主人公が良く描かれているように思います。しかし、名作として名高いこの作品ですが、私はどうしても疑問がぬぐいきれません。彼は自分はやっていないと自信を持って考え始めたのはいつだったのか。彼が「決意」をしたのはいつだったのか。「決意」するまで、彼はなぜ刑務所所長や所員のために仕事をしたのか。それぞれはあってもおかしくない事だったりするのですが、エリート銀行員だった彼は、最初から「決意」をしていたとは考えにくいのです。

うまくいえないのですが、私は推理物が苦手なのです。その理由は、言葉で説明している以外のところにトリックがあったりすることなんですよね。それが映像になっても言葉でごまかして、映像でごまかして、視聴者に真実を見えなくしておいて、後から実はこれがこうだったと説明をされても「なっとくー」とはならない事が多いのです。ひどい推理物漫画になると、一人の大人の男を首吊りに見せかけるため、女性が一人で男に縄を掛け引き上げた。なんて話を作るものまであります。自分より体重の重い死体を梁に通しただけの縄で吊れるもんなら吊ってみろってなものです。滑車を使ってダブルラインやトリプルラインで引くならならまだしも、いくら火事場のバカ力でもそんな事ができるとする事がアホらしい。まるで机上の空論です。そう、乗り遅れそうな列車に乗るため3キロの道程を100mあたり10秒で走るようなものです。不可能って言う意味でね。で、この映画の主人公の人生も、私にはこの推理小説のような、話し全体を見たらとてもスマートにかけていると思うのですが、それぞれを分解すると「なぜ?」があちこちに沸いてくる不自然なストーリーに見えてしまいます。ネタばれはしないという約束ですので、それについてはそれ以上書きませんが、どうか、この映画を見た事がない人は余計な知識を仕入れず、偏見なしに自分の目で確かめてください。

理不尽な監獄の生活の中でうまく立ち回り、いつの間にかベテランとして仲間も多くなり、快適な生活をしている主人公。人間模様は名作のようにも思えますが、私は納得できなかった。でも、この映画は面白いです。もしかしてもう何回か見るとその辺りの疑問が解けるのかもしれませんね。でも、今時点では星4つ。
最近、「もう何回か見直したら…」という映画が多いですねぇ。でも、基本は最初の感想を大切にします。


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posted by lunatic at 15:20| Comment(5) | TrackBack(9) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月02日

トスカーナの休日(DVD)

多分に、私はこういうのが好きなんだと思います。ちょっとしたドタバタがあって、ちょっと辛い気分、ちょっとイライラする気分、ちょっと幸せな気分を味わえる。そんなのがほどよく混ざり合って、まぁ結末はハッピーエンドでもそうでなくても良いのですが、兎に角ほどよいスパイス。そんな感じの映画が私の身の丈に合っている。そう言う意味ではとても良くできた映画だったと思います。
そう、この映画は出汁の味、素材の味を大切にして余計な味付けをしつこくしない。そんな京料理の様な映画だと思えました。逆にもっと大きな振幅のある映画に慣れている人には物足りないと感じる映画ではないでしょうか。

「ある日突然、夫から離婚と慰謝料として家を明け渡すように要求され傷心するフランシスは、友人からプレゼントされたイタリアのトスカーナへのパックツアーに出かけ、そこで古い家を購入してしまう。その古い家に住みながら出会った人達との交流を軸に人間模様が描かれていく」

古い歴史のある、だけどボロボロの家。離婚して一人のフランシスには広すぎる家。そこをなぜ買ってしまったのか悩んだりするのですが、それをこの映画はじっくり作り込んで描き込んでいると思います。大きな振幅のある出来事で見る人をびっくりさせるのではなく、小さな出来事の中で人を描ききっている見応えのある映画だと感じました。

トスカーナ地方の美しい風景、ゲイの言葉遣いにも笑える表現、新しい発見などがあり、興味深かった。また、映画の台詞にもあるのですが、「如何にもイタリアの男が言いそうなセリフ」…確かにイタリア人の男って言うと、誰彼構わず「ボナ・セーラー」と声をかけて女の尻を追いかけ回していると言うイメージがありますが(陽気な国民性というポジティブな意味で、悪い意味じゃないですよ)、果たしてそれは「アメリカ人は金に物を言わせて、世界中どこにでもカメラをぶら下げて出現する」というのと同じくらい本当の事なのか(そう、このイメージ、今は日本人の事みたいですが、それまではアメリカ人の代名詞でしたね)、それともそれはただのイメージで実際にはそんな事はないのか…とても興味のあるところだなぁと感じました。

見る機会があれば是非みたいと思えるので星4つと致します。











posted by lunatic at 16:40| Comment(2) | TrackBack(16) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

マスク2

くだらねージョークもありましたが、兎に角時間があっという間に過ぎました。

ストーリーは「ある町のある夫婦。飼い犬が拾ってきたマスクをかぶって、冴えない夫がハロウィンパーティで大活躍をしたその夜、マスクをかぶったまま妻と頑張ったらご懐妊。その赤ちゃんは生まれながらにマスクの能力を持っていた。一方マスクの真の持ち主である災いの神ロキは親から「マスクとを取り戻さなければ追放」と最後通牒を突きつけられる。妻の出張中に子供のマスクの能力が開花し父親は大あわて、そこにロキがきて大騒動…」

なんと言ったら良いんでしょう。CGは1作目と同様、アニメの王道を行っている感じがします。目玉は飛び出るし何でもかんでも出てくるし…でも、その辺りのおもしろさは1作目の方に軍配が上がる様に思います。でも、この映画は1作目にはない夫婦のやりとり、父親と赤ちゃんのやりとり、赤ちゃんとロキのやりとりの妙、と言うのがとても魅力的に描かれていました。

特に赤ちゃんとロキがガンマン姿で対峙する時のロキの目、私はこれに大笑いしてしまいました。そっくりー!…この俳優、これだけのために選ばれたんじゃないだろうかと思いましたとも(この俳優さんが有名なのか、他にどんな作品に出ているのか全く知識がないので頓珍漢だったらごめんなさい)。
なぜ、神様が北欧神話の神なのか、この物語が終った後、赤ちゃんはどう育つのか、神様が壊した後始末は誰がしたのか…気になる点は色々ありましたが、兎に角笑えましたので、この映画は星4つです。
特に赤ちゃんの表情と犬の演技が良かったです。



「MASK2」公式ページ:http://www.mask2.jp/

posted by lunatic at 21:45| Comment(4) | TrackBack(6) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

ブリジット・ジョーンズの日記(DVD)

正直言って、星3つが正解か4つが正解か今でも悩んでいます。

目を覆いたくなる様な、ドジぶりがわざとらしさも感じるのですが、でも、いつの間にか映画に入り込んでしまって、あっという間に時間が経ってしまいます。

ストーリーは「英国に住む32歳のブリジット・ジョーンズはタバコも酒もやめられない、太り気味独身の女性。なんとか10kg痩せて魅力的になるんだと心に誓います。自宅のパーティに参加したら久しぶりに幼なじみの男に出会いますが、愛想もなくつまらねー男。ブリジットは自分が勤める出版社の上司に恋をしているのですが、ある日幼なじみとばったりであって、その幼なじみは上司の婚約者を奪ったひどい男であると告げられます。上司と恋人同士になったと思ったのに、そこに割り込む女性が出てきて、幼なじみと上司と三角関係…いやそれ以上複雑な感じになりながら…」

恋愛のドタバタだけではなく、ブリジット・ジョーンズの人生そのものがドタバタであり得ないくらいです。でも、これはお国柄か、ここまでバカをやれるって言うのはある意味羨ましいですね。何というのかバカなことをして恥ずかしいんだけど、周りの人は関係ない。そう言う感じがとても羨ましいと思うところでした。そうそう、恋愛に外野の視線や意見なんか関係ないんですよと改めて思いつつ、自宅で一人見ていたので大声を出して「ありえねー!」と叫びながら笑わせて貰いました。

こう書いていて、星4つとしたのは妥当だなと改めて思いましたが、でも、これ続編ではどんな展開になるんでしょう。明日にでも見に行く予定なのでちょっと期待しています。



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posted by lunatic at 17:17| Comment(0) | TrackBack(3) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月09日

あなたにも書ける恋愛小説(DVD)

原題は「Alex & Emma」と言うんですけれどね、どこをどうしたらこんなタイトルになるんでしょうねぇ。外国の歌の歌詞と洋画のタイトルは本当訳が分かりませんねぇ。

ストーリーは、借金を抱えて、原稿料で借金を返すため30日以内に小説を一本書き上げなければならなくなった主人公アレックスは、借金取りに物書きの命、パソコンを燃やされてしまった。小説を書き上げるためには口述したものを速記して貰うのが一番と募集した速記屋エマと最初はすれ違いもあったけれど、一緒に仕事をしていくうちに…

映画の中で主人公アレックスが口述する小説に速記屋エマがそれを速記しつつも、「読者としてそんなおもしろくないストーリーにしてどうするの?」と意見をぶつけながらどんどんストーリーが作られていきます。その小説の話も映像化されて、その中の役もアレックスとエマが演じている形になって、映画の中での現実と小説がうまくリンクしてストーリーが盛り上がります。
べたべたな恋愛小説かなと思っていたんですが、そんな手法がうまくて、でも本当にベタなストーリーなんだけどついつい引き込まれてしまって、楽しく見る事ができました。
と言う訳で、私はおもしろいと思いましたので星4つです。




「あなたにも書ける恋愛小説」公式ページ:http://www.gaga.ne.jp/anaren/




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posted by lunatic at 21:04| Comment(0) | TrackBack(2) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月07日

博士の異常な愛情(DVD)

この映画は、かなり昔池袋の文芸座地下で見たんですけれど、ついつい懐かしくなって借りてみました。

東西冷戦に皮肉を込めて反戦を訴えている(?)又は、如何に簡単に狂人の手で戦争は起こされるかを示すそのストーリーは、単純なだけに隙が無くブラックユーモアにあふれていて見入ってしまいます。そしてここでもピーター・セラーズが名演をしていますね。

共産主義の「奴ら」が汚い手を使って世界を侵略しようとしている。甘い顔を見せたらどんどんつけあがりやがる。こいつらを退治するためには、有事の際にはソビエトを攻撃する様世界を遊弋しているB52戦略爆撃機で先制攻撃を仕掛けるしかない。ある空軍基地の司令官がそう考え勝手に有事の報復攻撃プログラムを発令してしまいます。これにより指揮下のB52は無線を封鎖しソビエトに向かって進んでいきます。自体を知ったアメリカの軍部と政府はどうやったら阻止出来るのかを考え、ソビエトの大使をもペンタゴンに招いて対策を立てます。そこでソビエトの最終兵器の存在を知ったり、自軍の戦略爆撃機の撃墜をソビエトに依頼したり…兎に角、狂人一人の為に世界が滅亡するかどうかと言う事になってしまう。
現実にもフェイル・セーフとして二人以上の合意があって初めて攻撃ができるなどの措置がとられているとはいえ、こんな事が起こらない保証も無いと怖い思いをしたものです。

今は東西冷戦という図式はなくなりましたが、真理は形や時代が変わっても不変というように、この映画も今の時代でも見る価値はあると思います。





博士の異常な愛情...DR.STRANGELOVE COLLECTOR'S EDITION


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posted by lunatic at 22:14| Comment(0) | TrackBack(1) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月05日

レッドオクトーバーを追え(DVD)

潜水艦映画の醍醐味、一応味わえました。
でも、内容が薄っぺらなのが気になります。3.52位の切り上げで星4つとしておきます。

ソビエトの無音航行装置を搭載した新型潜水艦「レッドオクトーバー」がテスト航海にでますが、艦長は士官と共謀して、この艦を土産にアメリカに亡命を企てます。それを阻止したいソビエトは時刻艦船と共に、アメリカにも「艦長が精神に異常を来しアメリカにミサイルを撃ち込む可能性がある」として撃沈を求めます。その中で一人のCIAが「彼らは亡命を求めているのではないか」と推測して、それを実証しようと行動に出るのです。

潜水艦という特殊環境の中での緊迫感などはとても良くできてきましたし、無音航行装置「キャタピラ」の設定や、それを探知する辺りの駆け引きなどもとてもおもしろいと思います。また、音でしか周囲の出来事を判断出来ない艦内で、魚雷が来ても岩壁が迫ってきていて周囲の兵隊が蒼くなっているときでも平然としている艦長の器の大きさがとても良く表現されていました。それだけに、なぜこの艦長が亡命をしたがったのかがよく分からないのですっきりしませんでした。また、ソビエト原潜「コロヴァノフ」のツポレフ艦長とはどんな関係だったのか、なぜ、彼はレッドオクトーバーのいる位置を特定出来たのか、料理担当水兵はなぜ最後まで艦に残ったのか、理不尽な事が多すぎるのは気になりました。

この映画、冒頭の音楽がとても気になりますね。イメージですけれど如何にもロシア!って感じがして…ちょっと検索してみたら、この歌の歌詞と訳を載せているページを見つけましたのでリンクさせていただきます。(link)





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posted by lunatic at 16:43| Comment(4) | TrackBack(5) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月11日

スパイダーマン2(DVD)

素直に楽しい映画とは言えなかったです。けれど、不満も少ない不思議な映画です。

ストーリーなどは公式サイトを参照ください。

簡単に言えば、頭は良いんだけど接し方が下手だったりおどおどしていたりして「冴えない男」が、スパイダーマンとして活躍することにも時間をとられて更に私生活の時間が削られて、約束さえも守れない男になってしまいます。前作の最後にあこがれのMJから愛を告白されたにもかかわらずスパイダーマンとして生きるためそれを拒絶した主人公は、今回MJとの愛に葛藤しつつ、マッドサイエンティスト「ドック・オク」と戦うのです。

極論を言うと、私生活がだらしないヤツは何をやらせても中途半端なんです。マンガの世界では私生活がどんなだろうと、なにかを境に素晴らしい人に変わっていったりするのですが、実際にはそんな事はないでしょう。この映画は主人公の私生活である「冴えない男」としての葛藤が多くて、人間ドラマとしては見せてくれるのですが、元々が「冴えず」「つまらない」男ですから間延びしてイライラしてしまうんですよ。そして今回の敵も、前回同様普通の人が悪になる所をきちんと書いていますが、なんというかスパイダーマンとの絡みも少なく、ボスキャラであるはずなのに緊張感がないんですね。そんな訳で、映画全体が間延びしてしまってちょっと退屈な感じがしました。

でも、最近見た邦画とは比べ物にならないくらい設定はしっかりしています。
アクション物、ヒーロー物として期待したら肩すかしを食うかもしれませんが、ジャンルはなんだか分からないけど楽しい映画を見ると言うことでは十分成功している映画なのではないでしょうか。そんな訳で今回は星4つとしてみたいと思います。

-=-=-=-=-=-=-[03/12 追記]-=-=-=-=-=-=-


恒例の(?)一眠り後の感想です。(一眠りしただけで感想がこれだけ変わるなら、眠った後で書いた方がよいのかもしれませんが、自分の気持ちの変遷を記録してみたいというのもあります。どうかおつきあいください)

昨日書いた感想では「間延びして退屈だった」と言う印象が一番に来ていました。
では、つまらない映画だったのか? 邦画の出来と比べる程度の映画でしかなかったのか? そう問われたら絶対にそんな事はないです。ただ、「次から次へハラハラドキドキ」というテンポがないだけで、また、ヒーロー物の「勧善懲悪」と言う大前提がないだけで、実はとても良い映画なんです。
昨日の感想にも書きましたが、普段は何をやってもうまくいかない(多分、自分に自信が無くておどおどしているのだと思われます)主人公が、おじさんとの話等を通して前作でスパイダーマンとして生きることを決意して2年(前作から2年後と言う設定)、一生懸命やってきた結果、町の犯罪は減ったけど一部の人からはバッシングされ、プライベートな時間は削られ、大学の生徒としての評価も、生活で関わりのある人の評価も低く、スパイダーマンを続けることに疑問を感じる。そしてMJとの恋愛にライバル出現…見ているこちらが「あーもーっ!この主人公のドジっぷりにはイライラさせるなー」と思ったことで昨日は「イライラして退屈」と書いたのですが、一眠りして見つめ直したら、実はこれは映画に引き込まれて主人公の気持ちをトレースしていたって事なんですね。つまり脚本家の勝ち、私の負け(勝ち負けの問題じゃないですが)って事です。そう、映画の術中にはまっていたんです。

その後も私には「イライラするなぁ」という幕に包まれてしまっていたので、主人公の葛藤をその幕を通してみていた訳ですけれど、幕がなくなったであろう今になってみれば、その後の主人公の活躍も「自己を犠牲にしてもヒーローを続ける価値はあるのか」という葛藤であったように思われます。
スーパーヒーローじゃない欠点だらけの弱い人間(つまり普通の人)のMJ(愛する隣人=決して美人ではないけど自分のお姫様)への気持ちや、鼻にも引っかけなかった隣人が好きだと気付いたのに拒絶されたけど、でも自分に好意があることが分かっている。なのにどうして好きと言ってくれないのかと言うMJの気持ちがとても自然に、とても人間っぽく描かれていて、この部分では名作の部類に入れても良いんじゃないのかなって位に良い出来だったと思います。
残念なのは「ドック・オク」のキャラが弱い事ですかね。それとの戦いの場面(CG)やその戦いの現場に居合わせた市民の優しさなどもとても良く描けていただけに、「ドック・オク」に物足りなさを感じたのが残念でした。
また、主人公がバイトをする新聞社の社長が「売れるから」という理由だけでスパイダーマンを悪者扱いするみたいな設定に、そう言う物なのかなぁ?と言う疑問が湧いていました。でも、世の中はそんな物かもしれませんね。人が良いと言うものにケチをつければ、同意されるでも、否定されるでも注目はされますからね。

評価はかなり変わりましたが、取り敢えず今回は星は4つのままとさせていただきます。




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posted by lunatic at 23:50| Comment(2) | TrackBack(9) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月01日

北の零年(3月2日追記)(11月15日評価変更)

結論から申し上げますと、なかなか良い出来でした。
但し「邦画としては」と言う事で、かなり採点を甘くしていますけれどね。

この映画は簡単にストーリーを書こうとしても複雑すぎて、私には書き表せません。どうか、興味のある人は公式ページをご参照ください。(link)

期待していた通り、日本人の機微がとてもうまく表現されていました(ゲージンにはわかんねぇだろうなぁ)。また、一人一人の人間像がとても良く描かれていて、そこについては本当に素晴らしかったと思っています。
残念だと思ったのは特殊効果の部分です。特殊効果ってこれでもかと金を掛けても不自然さは残りますし、それに頼ると作りそのものが安易になってしまう気がします。この映画でも画面を合成した時にはエッジが際だって不自然が目立ちましたし、雪が降るシーンでも吹雪いている中で顔に雪が掛からないなんてあり得ない。そう言うところで楽をすると真剣さが伝わって来ないなぁとしみじみ思いました。
また、脚本が悪いのか監督が悪いのか、その辺りがいまいち分かりませんけれど、作り手側の独りよがりな展開が多いんですよ。「この映画を見る前に公式ページなどを見て勉強してこい」とでも言うのでしょうか。兎に角、この作品中には「そして○年後」というのが何回もあるのですが、何の前知識も持たずに見た私には「突然展開が変わったけど、その間にあんた達は何をしていたの?」と思う事があちこちにありました。また、武士道という観点から考えても最後の牧場シーンは中途半端だなぁと思いました。これは時代の流れが武士道を過去のものにしてしまったと言う事を表しているのか、それとも監督の腕が悪い証拠なのか、その辺りの区別がつきませんが、私には納得のできない事でした。あと、上映時間の3時間もこの内容では長すぎると思いました。

評価は星みっつです。
しかし、独りよがりな展開がなく、更に上映時間をあと30分縮められたならこの作品は星四つの価値があると思いました。この長さがネックですが、誘われたらもう一度見ても良いかなと思います。


北の零年


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-


1日経ってもう一度この映画を考えてみました。
続きを読む
posted by lunatic at 18:49| Comment(0) | TrackBack(6) | ☆☆☆☆★(おもろい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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