2005年05月22日

スティール(DVD)

最初はスマートな泥棒物という感じだったのですが、途中から入り組んできて、それで面白くなってきます。けれど、半分も見ないうちに結末が見えたし、ストーリーの展開も見えちゃったのが残念でした。

「男3人女1人のチームで華麗に銀行強盗を成功させ、次に狙ったのは現金輸送車。これもうまく奪ったのだけれど、中にちょっとやばい債権が…この債権を追ってマフィアから依頼を受けた取り立て屋と魅力的なボディの女刑事が彼らを追い始める」

ストーリーのわかりやすさといい、悪者の極端な悪者顔、悪者の態度、いかにも水戸黄門を見るかの如しです。でも、さまざまなアクションは楽しいし、ストーリーは判りきっているにもかかわらず楽しく見ることができました。従いまして、星は3つとさせていただきます。




2005年05月11日

ミニミニ大作戦(DVD)

ちょうど新しいミニが発表された頃にこの映画がタイアップするように上映されていたように記憶しています(曖昧だけど)。で、テレビで見た予告は結構面白そうだったんですけれど、どこかで「期待はずれだった」というような話を聞いていた記憶がうっすらとあります。

結論から言って「楽しかった」です。突っ込みたいところは結構ありましたけれど娯楽映画として観る分には十分映画に引き込まれましたし、楽しかったです。
60年代に同名の映画があって、私が見た2003年のものはそれのリメイク版らしいですが、オリジナル版も見たとは思うのですが、内容をまったく思い出せません。今度チャンスがあれば観てみたいと思います。

ストーリーは「ベニスのあるところから50億円分の金塊を強奪した泥棒チーム。山分けをして悠々自適に暮らす筈が金塊を奪われてしまう。その金塊を取り返すために大胆な計画を実行し始める」というところでしょうか。

劇中で送水管のような大径管の中でミニとBMWのバイクのチェイスシーンがありますが、確かに見ごたえはあったけど、イライラもしました。私なら追ってくるバイクのライダーに銃を撃たれる前に急ブレーキをかけて相手をつぶしますね。だって逃げ道はないんですからね。相手がぶつかる前に止まったなら(BMWのバイクにはABSがついている)バックしてひき潰します(さすがにバックギアはついていません)し、自分を追い抜いて前に行ったらやはり加速してぶつけてつぶすでしょう。そのあたり銃を撃つまで待っているのが、技をかけられるまで伸びているショープロレスみたいでイライラしましたね。あと、最終的な悪役に対して、どうして「金塊を取り返す」事に執着し、直接的な仕返しをしないのかが十分説明されていないのが気になりました。「泥棒は泥棒で決着をつける」と言うのも説得力がないように感じますしねぇ。
でも、基本的には冒頭に書きましたように、「痛快」と言っても良い位テンポ良く話が進んで一気に見終わることができました。そんな訳で星は4つとします。

ところで、ふと目にしたこの映画の評でミニ・クーパーって書いている人がいらっしゃったけど、あれは、クーパーじゃないですよね? ミニマニアじゃないので言い切るだけの自信はないのですがどうなんでしょう。








1969年のオリジナル版




2005.11.15 今年見た映画全体を見渡して評価の付け替えを行った結果、この映画は星4つから3つに変更となりました。

2005年04月30日

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説(DVD)

久しぶりに「インディ・ジョーンズ」が見たいと思って借りてきました。
インディ・ジョーンズはLDを買ったのですが、ビスタサイズであちこち画面が切られていて「なんでこんなの買っちゃったんだろう」と後悔して、それ以来見ていなかったんですよ。そんな訳で久しぶりに見たかった…でも、これなんかストーリーに見覚えないんですけれど…あ、これ2作目(?)じゃん!!!! ってまた間違えて借りてきてしまったようです。

基本的に続編が1作目を超える事はほとんど無いです。しかし、皆無ではないのが辛いところで、「騙されたと思って」見に行って、90%程は「やっぱり駄作だったか」となっちゃうんですよね。インディ・ジョーンズは1作目が良くできていただけに続編が駄作だと悲しい思いをするので見ていませんでした。まさかこんな形で見る事になろうとは…

前置きが長くなりましたが、これはやはり見ない方が良かったかなぁ。映画の作り自体はそんなに悪くないんですけれど、この類の映画って必ず虫がうじゃうじゃ出てきたり、汚物の中をかき回したり泳ぎ回ったりするでしょ。見ていて気持ち良くないんですよ。起承転結としては究極の選択だと思いますけれど、私はそこまで激しくなくて良いんです。もっと小さな幸せが欲しいんです。それに加えてこの映画は子どもが重要な脇役になっていますが、子どもや動物が主役、脇役の映画は(名作があるのは重々承知していますけれど)どうも苦手です。
この映画シリーズが映画界に与えた影響などはとても大きいのでしょうし、そのストーリーはテンポが良くて本当に素晴らしいものでした。そう言う意味では星は一杯挙げたいのですが、先に書いた通り、私の手には大きすぎる幸せを押しつけられた感じがするので、星2つに近い星3つとさせていただきます。

2005年04月29日

S.W.A.T.(DVD)

先日ジムで運動している時、そこで放送されていた映画です。ジムでは様々な映画が見られるのですが、運動の特徴(有酸素運動は40分が上限)から1本の映画を最初から最後まで見られないのです。ですから最近はできるだけ見ないようにしているのですけれど、これは「俺を逃がしたら1億ドルやるぞー」と言う台詞の場面を見て興味が湧いてしまいました。

憎まれ役の上司とそれの被害者、そしてその被害者を救って現場復帰させチームにまとめ上げる上司。もうこれ以上ない位定番中の定番ですね。「俺を逃がしたら1億ドル」この言葉がもっと大混乱を巻き起こすのかと思ったのですが残念ながら期待はずれで、ちょっと消化不良です。でも、分かり切ったストーリーでも楽しく見る事はできましたので一応星3つにしておきます。







2005年04月26日

10日間で男を上手にフル方法(DVD)

「人気No.1の女性誌出版社に勤務するアンディは、こんな事をしたら男性に嫌われると言う事を実践して記事にする事になり男を見繕いに出かけます。一方広告会社に勤務するベンは自分がある仕事の担当になるためにそこで指定された女性を10日間で彼女にすると言う掛けを受け、そこに居合わせたアンディを落とすことになります。」
ふられようと男がいやがる事を次々とするアンディと、腹を立てつつも「最初のあの君はどこへ行ったんだ」と思いつつ何とか仲を進展させようとするベン。ストーリーは映画を見る前から丸わかりですよね。予想通り。そう言う意味では全く見る価値なんかありません。それこそヒロインの女優のファンとかそんな人くらいしか見ないんじゃないですかね。なんて嫌味を言いたくなりますけれど、男の私が見ていて、この「ふられるような嫌なこと」を次々と繰り出すバカ女アンディに腹を立て「くそったれ。もう見るのやめようか」と思った位ですから、実はしっかり映画に飲み込まれていましたね。そんな訳でこの映画星4つに近いんですが、男をコケにしやがったから星3つの刑です(大汗) いや、ホント3つが妥当だと思います。






2005年04月21日

ドライビング Miss デイジー(DVD)

白人(ユダヤ)老婦人と黒人運転手の心温まる物語…にも見えますが、アメリカの人種差別(白人 > ユダヤ > 黒人)の構図をも描いて居て考えさせる映画でした。

「学校の先生をしていたMissデイジーは教職を退いて一人暮らし(黒人の召使いが一人)をしている。車に乗って出かけようとしたところ操作を誤って危うく怪我をしそうになり、心配した息子が運転手を雇う。最初は受け入れず全てを否定していたが、徐々に受け入れ信頼が芽生えていく…」

映画の中では、激しい起承転結の変化は殆どありません。日常の出来事を淡々と描いているだけなのですが、その1つ1つのプロットがよく考えられており、頑なに頑固だった老婦人が少しずつ心を許し、本来持つ優しさを発揮し、友情を芽生えさせる様がうまく流れる様に描かれています。

…斜めから見た感想…
高齢とユダヤ人である事の(人種差別に対する)防衛本能(?)などから「頑固」なおばあさんの元に、黒人で差別されることを受け入れざるを得ず生きてきた運転手が来て、受け入れられないけれど、それを受け止めている内に信頼が得られていきます。
時代背景を考えれば、ほんの数年前まで第二次世界大戦があって、海の向うドイツではユダヤ人は捕らえられガス室に送られ大虐殺されていたされていた訳です。このご婦人はそれ以前にアメリカに移住してきたと推察されますが、ユダヤ人の迫害は何もナチスに始ったことではないので、白人の差別の目を強く感じていたことでしょう。召使いか肉体労働しか働き口がない黒人と、自分がユダヤ人として差別を受けているにもかかわらず黒人を人以下と見なして扱う矛盾が、警察の身分照会と運転中のトイレというエピソードに盛り込まれていて、その辺りの感情は理解しにくいものと思いますが、多分日本で在日朝鮮人が受けている無言有言の差別と似た様なものなんでしょうねぇ。
兎に角、老婦人はそれを「友情」と呼びますが、私にはそれは「立場が上の者の勝手なエゴ」だと思いました。制作者側はこの映画を「人種を越えた友情を描く映画」として作ったのか、それとも「この時代にはどうしようもない差別があって、時代と共にそれを乗り越える努力をしてきた。けれど、この時代にはまだこんな感じだったんだ」と言い表したかったのかがよく分かりません。いや、判らなくて良いのかもしれませんね。見た人がそれぞれに感じたことが正解なのでしょう。映画の中でもキング牧師と言うキーワードが出てきて人種差別についての愚かさが語られています。ですから、私は後者の「人種差別への皮肉を込めた映画」だったのだと思いつつ映画を振り返っています。これがそのような意図が無く、そのような人種差別の時代を経て長い間に二人に友情が芽生えたと言う映画であったとしてもとても良くできた映画だったと思います。わざとらしい、無理のあるプロットなどを入れることもなく、淡々と二人を中心とした日常を描く様は、退屈でつまらないと思う人にはそうでしょうけれど、私はそれでも見入ってしまいました。





2005年04月17日

天国から来たチャンピオン(VHS)

突然見たくなって衝動的に借りました。しかし、DVDも出ているはずなのに、近くの店にはVHSしかありませんでした。二カ所に少しだけですがノイズが入っていたのが残念でした。
この映画、もう30年くらい前の映画なんですねぇ。中に写っている人の服装や髪型に時代を感じました。そうそう、この時代はまだラムズはロサンゼルス・ラムズだったんですよね(今はセントルイス)。フットボールファンとしては懐かしい感じです。

「膝を壊してリハビリ中のプロフットボール選手ジョーは、自転車に乗ってトレーニング中に無理な追い越しをした自動車に衝突し、天国への中継駅に連れてこられる。しかし、彼の寿命はまだ50年残っており、「あの事故なら助からない」と勝手に思い込んだ案内人の間違いだった。元の体に戻ろうとしたけど既に火葬されており、他の体を選ぶことに。彼の望みは自分の所属するラムズ(アメフトのチーム)とともにスーパーボウルに出場することだった。しかし、なかなか望みの体が無い中、ある(経った今死んだばかりの)資本家の体を物色中、環境保護を訴えに来た女性に一目惚れをして取り敢えずその体に入ることに…」

女性のために、資本家の体で生き返ったは良いけれど、フットボールしかしたことがないのに、突然環境問題をまくし立てられても…と戸惑うジョー。そして、早くフットボール向きの体を探してくれと注文し、中間報告を受けるその声はジョー以外に聞こえないし、姿も見えない。ある日を境に急に独り言を話したり趣味が変わってしまった主に戸惑う(けど破綻しない)召使い達。それにその体の持ち主の奥さん等…設定を生かしておもしろおかしくそれぞれの人が描けていますし、最後のどんでん返しの中での結末もほのぼのした感じで良かったです。特別おもしろかったと絶賛する様な所もありませんが、見るに値する良い映画だと思います。スタンダード(標準)と言うことで星3つにします。




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天国から来たチャンピオン

2005年04月15日

ハッピー・ブロンド(DVD)

B級映画と割り切って借りたんですけれど、それでももうちょっと物足りなかったです。

ストーリーは「彼氏に振られたのはブロンドじゃないせいと思い込んだ女性(メグ)が、髪をブロンドに染め、これからの出会いに期待をします。そして女友達と行ったお店で歌を歌って「将来はフランク・シナトラ」を夢見るイタリア人オーナーと出会います。彼はメグに好意を寄せますが、彼女は彼には「友達以上の気持ちは持てない」と友達であることを宣言します。そしてある時、二人で海辺を歩いていると、メグの学生時代の同級生で当時から好きだった男に出会い、彼はその橋渡しをします。そこから三角関係になって、メグの友達の女性も巻き込んでドタバタが展開していきます。」

アメリカでは「ブロンドの巨乳」は「頭の足りない人」の代名詞とも言われているようですが、それはそれへのあこがれと嫉妬とも取れますね。この映画はそんな話に対する風刺だと思うのですが、先にも書きました様に、最初からB級映画と理解はしていたのですが、変な人は思いきり変に書きすぎていて、これは笑って良いのか、それとも呆れて良いのか微妙な線で推移していました。多分嫌う人は「見る価値なし!」と切り捨てるでしょうし、楽しめる人は思いきり楽しめるんじゃないでしょうかね。そして、私は結構楽しめました。映画の中でタイタニックの船の舳先のシーンを真似したりするのは笑えましたし、男の偏見だという人もいるかもしれませんが、「型にはめたがる女性」は結構多い様で、それへの警鐘映画として、男としてみてちょっと胸のすく思いがしました。

色々良いところ、悪いところが入り交じっていて、総合で星3つですね。



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ハッピー・ブロンド(DVD)


2005年04月04日

トルク(DVD)

突発的な仕事が来て、一週間ほぼ平均睡眠時間1時間の仕事漬けで、折角借りていた「レッドオクトーバーを追え」も見ることなく返却と相成った悲しい一週間でした。

仕事が一段落して、改めてDVDをレンタルしてきたのですが、まずは楽しめる物という事で、ちまたでは賛否両論のようですが、私も一応腐ってもバイク乗りはまだやめていないので、この映画を選んでみました。

私の評価は星4つ。十分楽しんでみる事ができました。

ミッションインポッシブルIIにも見られる様な無意味なバイクアクションも多かったですが、でも、ばかばかしく楽しいアクションじゃないですかねぇ。
自分の趣味、自分の好きな物、自分が愛している物、つまり自分がこだわっている物についてはこと細かにこだわってしまいがちです。そして、他の人にはどうでも良い事を「それは違う」と否定して煙たがられたりする訳です。好きな人の間では大きな違いがある事、明らかな違いがある事でも、それにこだわりを持たない人にはどうでも良い事ですませられてしまうと言う訳ですね。
この映画を見て「バイク乗りをバカにしている」と思う人は本当にバイクを愛しているのかもしれません。でも、私はそうは思いませんでした。「ばかばかしい」アクションはたくさんありましたし、「ありえねー」CG(?)もたくさんありました。でも、それはそれで良いじゃないの。これはそんな映画でしょ。ばかばかしくてありえねーけど、それも含めて楽しく見られたらそれで成功って事なんじゃないですかね。

ストーリーは、しばらくタイに行っていたらしい主人公が突然現われるところから始まり、主人公が隠した麻薬と殺人容疑を巡って二つのグループが主人公とその仲間を追いかけるアクション映画です。

ストーリー自体はよく言えば「判りやすい」、悪く言えば「使い古された」ものですけれど、そこにこれでもかと言うバイクの走りを見せてくれます。そしてその走りが「ありえねー」って感じで凄いです。これが本当だろうと嘘だろうとどうでも良いです。小気味よくて楽しいと私は感じました。そして何よりお姉ちゃんがかわいいんですよ。それだけでも見る価値はありました…





トルク





2005.11.15 今年見た映画全体を見渡して評価を見直しました。その結果、この映画は星4つから3つへ変更となりました。

2005年03月31日

34丁目の奇蹟('94)(DVD)

'47版を見たかったのですが、間違えて'94のリメイク版を借りてきてしまいました。
今週、'47版を借りてきたので、比較してみたいと思います。

この映画も噂で聞いていただけで、内容は全然知らずに見ました。
結果として、この映画は単なる妄想狂を描いた映画なのか、それとも彼は本当にサンタなのか、それとも他に何かあるのかよく分からない映画と感じました。いや、ファンタジーとしてそう言う夢を持つ事も大切だよというのは十分伝わってくるのですけれど、やはりストーリーがご都合主義すぎて説得力がなさ過ぎるのが気になりました。ライバル社の二人、悪役になるならもっと徹すればいいのにとかそんな事にまで気を回してしまう様ではちょっと映画に入り込めなかったですよ。でも、主人公のじいさま、とってもサンタらしい雰囲気を持っていました。楽しめるんだけど、今ひとつ中に入り込めない感じでした。ただ、それはこれを見たときが、突発的な仕事に追われて殆ど寝ていない状態で、本当は映画なんかのんびり見ているときじゃないのだけれど、折角借りてきたDVDを2本も見もしないで返却するのは貧乏人として許されなかったので無理やり見たという状況(心に余裕のない状態)も影響していたかもしれません。映画だけは見て、評価を書いたのは4月4日ですが、間を開けたら楽しい部分だけが心に残っているほのぼのした映画だったと言う印象はありますし、主人公をめぐる裁判所での攻防はとても楽しかった。そういうところが残っています。でも、やはりちょっと中途半端な感じがしたので☆3つです。




04/05 「34丁目の奇蹟('47)




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2005年03月19日

ナショナル・トレジャー

とてもおもしろかったです。テンポが良くて時間を忘れて見ることができました。

簡単なストーリーは「太古から世界を点々として、最後に独立戦争の真っ最中のアメリカで痕跡を絶った『秘宝』がある。それを代々探し続けているゲイツ家。そのゲイツ家のベン・ゲイツは代々伝わるヒントを元に「アメリカ合衆国独立宣言書」にヒントがあることを突き止める。『秘宝』を狙う敵から『秘宝』を守るため、ベン・ゲイツのトレジャー・ハントが始る」という感じでしょうか。

正直な話、この映画にはそんなに期待はしていませんでした。が、期待していなかったからか、兎に角良い意味で期待は裏切られました。テンポ良くストーリーは進んで、所々はいるギャグも笑えましたし、謎解きもそれなりに楽しめました。ですから、星5つです と言いたいのですが、お金を払ってもう一度見たいか?と問われるとうーん、1回で十分かなとも思えたので、星4つです。
多分にストーリーが単純すぎると言うかワクワクドキドキの幅が狭すぎたんじゃないかなと思われます。でも、この幅が大きすぎると昼のドラマみたいにわざとらしくなってしまいますし、さじ加減は難しいですよね。兎に角「深く考えずに楽しく映画を見たい」という人にはお勧めです。

私の住む田舎にある映画館、ロードショウ初日でも10人くらいしか観客がいないなんて珍しくないんですが、この映画については100人くらい入っていたように思います。けれど、「音響の良いS席」って言うのが設定されていて、レイトショウでS席以外は1200円にも関わらずS席だけは2000円の設定になっていました。そして、見事S席には誰も座っていませんでしたね。もともと東京などの大映画館と比べてそんなに良い音響でもないのに余計な金なんか払ってたまるか!と思っていたのですが、レイトショウに来る人はみな同じ考えだったようです。

-=-=-=-=-=-=-[03月22日追記]-=-=-=-=-=-=-


映画を見終わって数日が経過しました。
この映画、舞台となるところがアメリカの歴史的な建物とかが多くて、アメリカ版サザエさんのオープニング?みたいなところもありました。単純にアメリカの初期のと言うであればニューイングランドとかマサチューセッツの辺りがクローズアップされても良いんじゃないの?と思ったんですけれど、よくよく考えてみれば南北戦争当時の話と言う設定ですから、これはこれで正解なんでしょうね。

フリーメイソンなんてキーワードが出てくるのですが、馴染みのない人は「クー=クラックス=クラン(K.K.K)」の様な白人至上主義的国粋主義結社と混同したりしませんかね。実は私は恥ずかしながら一時期混同していました。
私の勝手なこじつけですが、アメリカ人って言うのは、様々な国、様々な人種が集まってできている国ですので、本当のアメリカ人というのがないんですよね(ネイティブアメリカンは所謂インディアンであるというのは横に置いて)。みんな二百数十年前からこっち、集まってきた人達である訳です。ですから国への忠誠とか何かを共有する事で「仲間」と認識して安心したがる傾向があるようで、例えばメジャーリーグなどで、ホームインした選手や活躍した選手を迎える時、独特のタッチをして出迎えるシーンが見られます。あんな事が大好きで、大学独自の握手だとかそんなのがどこにでも転がっている見たいです。で、フリーメイソンっていうのも会員の推薦があった人を会員にして、ただ「会員である」と言う事を非会員に秘密にするという事で満足感を得ている結社という感じみたいですね。まぁ日本で例えるなら、交通安全週間になると集団で「交通安全」なんて旗を掲げてパレードをしたがる、乗馬靴を履いたハーレー乗りみたいなものと思えば良いんじゃないでしょうか。

もう一つ、テンプル騎士団というものも出てきます。
まぁこちらはストーリーに直接関わると言うよりは、それが集めたお宝もあると言うことですが、キリスト教が世界に普及し始める原因となった十字軍というものがありまして、これも諸説あるでしょうけれど、兎に角キリスト教を強制するために強姦(間違った宗教の子を産ませず、正しい宗教の子を授ける建前。実際にはずっと女っ気のない行軍だからでしょうね)と殺戮と侵略を繰り返した訳で、その中からキリスト教の修道士で戦士でもあると言う騎士団が結成されました。その代表的なのがこのテンプル騎士団で、キリスト教徒なら知っている存在なのかもしれません。私は仏教ですが、ちょっと西洋史が好きだったというか、「世界に平和を」なんて言っているキリスト教が実はどんなに血を流してきたかを調べるのが楽しくて、十字軍の辺りをあれこれ読んでいたので、その存在は知っていました。でも、普通はテンプル騎士団なんて言われたって「なんのこっちゃ」ってなもんですよね。

トレジャー・ハントで向かう目的地がそれぞれ歴史的に意味があるところだったりするのですが、多分に私たちには馴染みがない所だけど、アメリカの人なら誰でもが知っているみたいな場所(なのかな?)だったりする訳で、そう言う知識の有無がおもしろさにも影響してくるんじゃないかなぁと思えました。

私が、先の評で「お金を払ってもう一度見たいか?と問われるとうーん〜」と書いたのは、この辺りの馴染みのなさによる無感動が影響しているんじゃないのかなぁと思ったんです。先にも書いていますが、この映画はおもしろいです。映画の技法としてはオーソドックスで目新しいものはないかもしれませんが、テンポは良いし楽しく飽きずに見ていられます。でも、その映画を見る前提の中に「これはおまえら見る奴が知っていて当然だろう」という前提があるように思える事が私にとっての抵抗になったんだと思う訳です。

うーん屁理屈臭いですね。でも、おもしろかったのに、なぜ素直に星5つにしなかったんだろうと考えて、自分なりに出した結論がこれじゃないのかなと思った次第です。
見られた方達はこれについてどう思われたでしょうか。興味あるところです。

蛇足ですが、映画の中で海泡石(メシャム)のパイプが出てきました。
私もタバコを吸っていた時期の一部分はパイプに凝っていた事がありまして、安物ではありますがメシャムのパイプを持っていた事があります。白いパイプが吸うに従って色を変え染まっていく様は、所有している人にはとても愛着の湧くものなのですが、パイプタバコ自体の臭いがきついため、タバコは吸える環境でも、タバコを吸う人からでさえ「パイプはダメ」と言われる事も多く、日本ではなかなか市民権を得られないものでした。
パイプを吸う人からは「いつかはメシャム」という言葉があるくらい、メシャムはあこがれのものみたいなところがあります。扱いも大変ですしね。そう言う知識があると無いとでは、このパイプが登場するシーンも見方が違ってくるんじゃないかなぁなんて思ったり…



2005.11.15 今年見た映画全体を見渡して、評価の付け替えを行った結果、この映画は星4つから3つへ変更しました。

2005年03月16日

チャンス[Being there](DVD)

ピーター・セラーズの演技が光っていました。

一本くらいちょっと目にとまったと言うことで借りてみても良かろうと、全く何の予備知識もなく「海猿」「スパイダーマン2」「メメント」と一緒に借りてみたDVDでした。
見てみたら、何となく見覚えのある顔が出てきて、その話し言葉も凄く特徴があって「あ、(ピンクパンサーの)ピーター・セラーズに似ている」と思いましたが、実際本人だったんですね。そこまでヒアリング出来る訳じゃないですが、フランス語訛りの英国英語という異種独特の話し方は指紋のようにはっきりした特徴かもしれません。

ストーリーは「ある大きな家から外に出ること無く生まれ育った庭師が、その家の主人が亡くなって初めて家の外に出る。縁があって別の大邸宅に行き、そこで話す話が相手に都合良く解釈され、ただの庭師が最後は…」という感じです。

最初の家ではテレビを見るしか時間をつぶせなかった主人公は、新しい家でもテレビを見ます。何をしていてもそこにテレビがあれば目はテレビへ向きます。例え女性に迫られてもです。女性は本気で迫っているのに、主人公の目は女性ではなくテレビを追いかけている。でも、女性はそれを「じらしている。すてきな人」と感心する…そんな勘違いの連続がある意味下手なホラー映画よりドキドキさせられる気がします。「そこでそんな事をして良いのかー」と画面に向かって叫びたくなる感じでした。でも、「そんな事」も「こんな事」も全て良いように解釈されてしまうのです。そのトントン拍子を見ている人が信じかける頃合いを見計らって、新しい家の主治医が映画を見る客の目という感じで「この男は本当はただの庭師で、みんなが考える程凄い人じゃないんじゃないの?」と言う疑いの目を見せるのです。その表情が見ている私を「ご都合主義に溺れちゃならんぞ」と諭してくれているようでとても印象的でした。数カ所にちりばめられたこんな主治医の顔が映画を引き締めているんだと思いました…邦画を作る人たちにも見習って欲しいものです。

テレビ社会をかなり強烈に風刺したファンタジーだと思います。こういう映画にピーター・セラーズは本当良く似合います。

蛇足ですが、このプロット何か見たことがあるなぁと思ったのです。何だろうと考えてみたら、成田美名子の「エイリアン通り」の中で誌上ロードショーされた「FELICIA」がそれなんだと思い当たりました。見た目は全然違うんですけれどもね。あ、分からない人にはごめんなさい。




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チャンス(DVD)


ピンク・パンサー...THE PINK PANTHER FILM COLLECTION


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2005年03月10日

海猿(DVD)

私の感想としては、この映画はとても残念な映画だと思います。
切り捨てていってしまえば、この映画はフジテレビの午後1時半から放送しているドラマの感覚で作られた駄作だなと言う感じでしょうか。「薔薇と牡丹」「愛のソレア」でしたっけ、あんな感じの映画です。それなりに話題になる番組は作っているようですが、マジに見る気にならない。でも暇つぶしにはなる。その程度の内容でしかないのです。いや、この映画が惜しいなと思うのは、実際の潜水士の方や海上保安庁の方、スキューバのエキスパートが見られたらどのように思うかは分かりませんが、潜水に関して全くずぶの素人である私から見たら、「最終試験」までは「こういう社会ではそう言う事もあるかとは理解しますけれど、でもケツ出し過ぎだよね。男の裸シーン多すぎだよね。もしかしてゲイ向け?」と思う事もありましたが、その辺りまでは見え見えのストーリーではあっても、変!と思うことは多々あっても、それでも楽しんでみることができたのです。が、「最終試験」のエピソードから突然、昼のドラマに成り下がってしまいました。説得力のない突発事故、説得力のない行動や台詞。ここまで映画に同化していた観客を突然突き放して、勝手に「お涙ちょうだい」「感動してちょうだい」と猿みたいにマスターベーションを始めてしまいます。見ている側はそれなりに映画の中に入り込んでいたのに、このシーンから傍観者になって「はぁ〜」とため息をつくしか無くなってしまうんですね。なんであんな安易なストーリーしか作れないのでしょう。

「宇宙の戦士」というSF小説があります。この小説、原題の「スターシップ・トゥルーパーズ(Starship Troopers)」の名前で映画化もされていますが、映画の方は見る価値がありません。いや、映画自体の魅力があるかないかではなく(私には価値0ですが)、映画は小説とは全く別のラブストーリーになっているので小説とは別物ですと言うことです。この本、私にとってはバイブル的な存在で、何十回も読み返してボロボロにして、今私の手元には三冊目の本が置いてあるのです。この小説、最初に数ページの戦闘シーンがある以外は、その殆どが主人公である新兵の訓練の描写で終っていますし、ラブストーリーもありません。
私はこの「海猿」が求めるべきだったのはこの映画のこのシーンだったと思います。退屈だし、海難救助が楽しいはずもない。でも、訓練に明け暮れる。そこには不純な動機もあるかもしれないけれど、楽をしたいならもっと楽な道はいくらでもある。そこにあるのは使命感である。下手に表現をしたら「くっさー」と言われる事かもしれませんが、それをうまく表現するべきだったんじゃないのかな。それを安易に感動や涙にしようと最終訓練のエピソードをつけるから薄っぺらになってしまうのです。
それまで主任教官がしつこく言ってきた「2人で1人分の酸素しかない。おまえならどうする?(意訳)」という台詞、これは「実際の現場に出たら理想や個人の思いなんか通じない厳しい現実が待っている。それにおまえはどう対処するのか、その準備ができているのか」という問いかけではないかと思っていました。が、この猿のマスターベーション(最終訓練)でその台詞は一気に陳腐化されてしまいます。突然映画の外に押し出されてマスターベーションを見る傍観者にさせられて、更にそれまでこの映画のメッセージを受け取ろうとしていた自分がピエロだったと、「こんな映画にメッセージなんかある訳ねーだろ。考えても見ろよ。「踊る大捜査線THE MOVIE」のスタッフが作ったって書いてあるだろうがよ。そこに何を期待して居るんだよ。笑えりゃいーんだよ。暇つぶしになりゃーそれでいーんだよ。何を期待してんだよターコ!」と映画がこちらをあざ笑ってくるのです。本当最後の最後にどうしてこんな思いをしなければならないんだろう。どうして、このバカども(制作側)はこんな事が映画だと思うんだろう。テレビと映画を同じに考えて居るんじゃねーのか? とついつい言葉までべらんめぇ調になってしまうのでした。

そんな訳で、この映画を見て「北の零年」と「ローレライ」に星をつけすぎたかもしれないと後悔した次第です。正直なところ、この映画は星2つ位なんじゃないかな。でも、「じゃあ、ローレライとどちらがおもしろかった?」と聞かれたら、「同じくらいくだらなかった」と答える訳で、ローレライが星4つなら、こっちが2つというのはバランスが取れません。ただ、途中までの出来が良くて、ローレライより期待が大きかっただけに落胆も大きかった。そんな訳でこちらは星3つとさせていただこうと思います。




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DVD


コミック

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2005年03月06日

ローレライ(3月7日加筆)

私がここ以外にに書いたローレライ関連の記事です。
03/01「ローレライの予告を見て…
03/03「伊507って…
03/06「ローレライ(3月7日加筆)」
03/10「ローレライのフィギュア
03/11「ローレライ 妻夫木の罪とは
03/13「ローレライ 下地にある物は…
03/15「ローレライ ショック!やはり707が…
03/22「ローレライよりローレライらしい本…




ローレライを見てきました。
総合的にはとてもおもしろかったのですが、ダメなんじゃないかなと思ったところは予想通りダメでした。残念。
私が「ダメじゃないか」と思っていたのは次の3点でした。
CGがタコ?
なんと言うんでしょう、「進行上仕方なく我慢して見せられている」と言う感じです。海中シーンなどはまぁまぁ我慢ができるのですが、海上シーンは全くダメですね。頑張ったと言いたいのでしょうけれど、お金を取ってみせるにはあまりにもお粗末で、見ている側としては「金を返せ」とか「これならミニチュア作ってやった方がマシ。金の無駄だよ」と思わざるを得ませんでした。まぁ技術向上の為には仕方ないのでしょうけれど、金を払って習作を見せられる方はたまった物じゃありません。
例えば伊507が海上を進む所など、逆立ちしてみても片目で見ても不自然です。海上で波は描かれているなのに船がピッチングしないし、船がかき分ける波が静的だし、船の進み方が不自然に早すぎるのが嘘っぽく見える原因でしょう。後半に出てくる米艦船の動きなども自動車じゃないんだからさ…」と言いたくなるものでしたしね。
でも、CGを自慢する映画じゃないと思うので、それでも仕方ないのでしょう。

妻夫木聡が浮いていない?
次の項目にも掛かることですが…このキャラクター、予告編を見た時から浮いていて、本当に大丈夫なのか?と思っていたのですが、見事全体の雰囲気を壊していました。何というかこのキャラクター自身本編には全く不要で、単に女性ファンを映画に呼ぶための餌?と思えました。妻夫木の存在で私の映画の評価は10点くらい下がっています。

冗長なストーリーがあるのでは?
原作を読んで比較してとかそう言う訳ではないのですが、多分、最後に潜行艇を起動させる時のエピソードなどはこの映画のためにとってつけた物だと思われます(妻夫木のためにあるようなエピソードで、全体を壊しています)。冗長であり、これは日本映画のいつものパターンと私は思っているのですが、折角そこまで築き上げてきたストーリーを、こういう一部ファンへの媚びのようなくだらないエピソードを挿入しちゃうから全体の流れを壊してしまうんです。今の映画界が映画の魅力ではなく、俳優の人気で人が来ているというなら仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。しかし、これは悪循環であり、こういう事をしている限り日本の映画に未来はないように思えます。そこまで盛り上がっていた雰囲気を一気にしぼませた点で大減点な項目でした。

伊507の真の目的…なぜそうすることが必要なのか、突然明かされて「なんでそう言う結論になる?」と最初は理解出来ませんでしたけれど、ストーリーが進むうちに次第に明らかになってきます。その辺りは「なるほど」とも思えるのですけれど、残念ながら説得力に欠けます。これは原作がダメなのか、それとも原作を再構成した時点でダメにしてしまったのか、原作を読んでいない私にはその辺りは分かりませんが、この映画だけで評価をしている限り、米国が東京に原爆を落とすと言う設定に無理がありすぎて、それを説得する材料はとても乏しかったですね。つまり映画の中に入り込むのがとても大変でした。うまい脚本なら見ているだけでどんどん引き込まれて自然とメッセージは伝わってくると思うのですが、残念ながらこの映画では、導入部まではうまく導かれるのですが、そこで突き飛ばされて中に入り込めず、映画からのメッセージは一人から周りして居るようでした。言いたいことは分かった。でも、それだからってこれは無理でしょ?って冷静に思っちゃった時点で脚本家の負けですね。
なぜ、米国は東京に原爆を落とすと言うことを決定したのでしょう。映画をご覧になった方は、それを素直に納得出来たでしょうか…まぁ、ゴジラの映画を見る時に、ゴジラがいる世界が通常だと思うことと同じように、この映画を見る時は米国は原爆を東京に落とすことに決めたのが前提だと思うしかないって事なんでしょうか。それじゃあこの映画の意味が無くなってしまうように思えますよ。
あと細かい事(監督自身が「これは映画としての演出だからね」と分かって演出をしていたのでしょうけれど)ですが…
  • せっかく無音潜行をしているのに「微速前進」はないでしょう。水上から潜水艦位置の特定はPingを打って探査したり、聴音したりするのですが、音がしないように潜水艦では中の人は息をするのも交互にするくらい身動きをしないようにして音を出さないようにするのです。それをやり過ごしたから微速前進じゃすぐにばれちゃうじゃないの。

  • いくらローレライシステムがあったとしても、浅瀬での潜水艦を逃すほど甘くないでしょ。あれだけの艦船で攻撃をして爆雷をあれだけ落として、潜水艦が無傷でいられるとは思えません。劇中でも「N式は外殻が薄い」と言っているのに、あれだけの爆雷の中を普通に耐えているっておかしくない?

  • ソナーで聴音していて、伊507と自国潜水艦の音を聞き間違えると言うこともあり得ない話です。エンジン音などはそれぞれの潜水艦で特徴があって、指紋と同じにはっきりと個性を示します。近くで起きた爆発を伊507と間違えてくれるって言うのは、そう言う事を知らない浅はかな脚本の上にのみ成り立つ物です。

  • いくら緊迫感を出すためとは言え、潜行しかけの(まだ艦橋が出ている)伊号の上に着弾の水柱をCGで描いておいて、それで伊号が無傷ってのはどうしたっておかしいでしょ
なんて不満はありましたけどね。
これは言っちゃあいけねぇ反則だと思いますが「妻夫木が演じた兵隊がその時代にいたなら、毎日殴られていただろうなぁ。あの長髪も殴られる対象だよね。高須達が朝倉大佐につく理由…そりゃ陸軍の話だろ。おまえらは海軍で、陸軍と海軍は犬猿の仲…ありえねぇ。普通船って言うのは、間隔を4〜12kmとって進むんだよ…あんな密集隊形ありえねぇ」なんて細かいことも気になりました。まぁ、この辺りは無視するのがお約束だと思いますので、書き捨てる事にします。

でも、本当にあっという間に時間が過ぎました。ここには「Uボート」などのような「本物の」戦争映画にある悲壮感、緊迫感はありません。あくまでも娯楽映画なんです。でも、その目で評価をすればとても楽しかった。妻夫木さえ何とかなっていたら間違いなく星5つなんですけれど、そこでの減点が大きくて、この映画は星4つですね。

蛇足ですが、映画の中の小物、凝っていましたね。兵隊の持っていた銃も素人の私にはニューナンブに見えましたし、N式潜行艇に搭乗した妻夫木が喉につけていたのも声帯マイクですよね。その辺りの考証はしっかりされて居るんだなぁと感心しました。そして、軍医が持っていたLeica、時代から言ってLeicaIIIaでしょうか。私の持っているLeicaIIIaが大体昭和10〜13年製ですからね。「そっか、この時代のカメラなのね。この時代の映画なのね」と改めて思いました。映画の中でカメラについて居たターレット式ファインダー、先日オークションで競り負けた悔しさも蘇ってきました…

lunatic所有Leica IIIa
(映画中ではレンズはElmar 5cm/f:3.5ですが、これはNikonがついています)


映画については、「ローレライ」の公式ページを参照してください。(link)



Amazonで検索



終戦のローレライ(BOOKS)


モーツァルトの子守歌


ローレライでの検索結果





2005.11.15 今年見た映画全体を見渡して、評価の付け替えをしました。その結果として、この映画の評価は星4つから3つへ変更します。3月7日追記(クリックしてください)

2005年03月05日

シャーク・テイル

自分でも理由が分からないのですが、なぜかこの映画を見に行ってきました。
そんなに見たいって思っていた訳でもないと言うのが幸いして、結構楽しめました。

ストーリーなどは公式サイトを参照してください。(link)

この映画は難しいだろうなぁ…有名な俳優さんなどを集めて声優に仕立てて、アメリカンジョークなどがあちこちにちりばめられているのですが、私には半分も…いや、殆ど理解出来ませんでした。私は字幕版で見たのですが、これを吹き替え版にしたら多分殆どが本来の台詞とはかけ離れた駄洒落などに置き換わってしまうんだろうなぁと思うと日本語吹き替え版では見る気になりませんし、字幕版を見ても理解出来る範囲が限られてしまって、どっちも見るのが大変という感じがしたのです。でも、字幕版の方が場の雰囲気が分かるし、下手に理解出来る駄洒落などが入ってこない分映画の雰囲気が分かりやすかったと思います。あと、いくら有名な俳優さんでも、私には「だから何?」って感じだったんですよ。これが日本の映画で日本の俳優の有名どころが勢揃いって言うならまだ分かるんですけれど、海外の俳優さんじゃそんなに馴染みもないし、あったとしても早口すぎて何を言っているかよく分からないし、ありがたみはそんなになかったですね。もっとコアな映画ファンの人には拍手ものだったのかなぁ…

で、映画はこれぞアメリカのサクセスストーリーって感じの映画でした。
誤解から始るサクセスストーリー、そして葛藤…それ以外の出来事も「やっぱりそう来たか」って感じです。
ストーリー自体はまぁ楽しめたと思いますけれど、顔がリアルすぎです。アメリカの場合アニメでも口パクが台詞とあっていないとダメなんだそうで、このアニメでも、上映前の予告で流れた「ストライプ」って動物を使った映画でも、妙に台詞と口の動きがあっているのが、逆に気持ち悪い感じがしました。まぁ文化の違いなのでしょう。この映画の中に出てくるイルカ、「うる星やつら」の「デートとイルカと海辺の浮気」(コミック14巻)に出てくるイルカに雰囲気が似て居るなぁと思って笑わずには居られませんでした。
でも、魚の動きはうまく感情を表していましたし、表情は豊かだし、アニメとしての長所を生かしていたと思います。

それなりに楽しめて、時間は結構短く感じましたので星3つです。




Amazonでの検索結果


シャーク・テイルで検索した結果
3月9日追記(クリックしてください)

パイレーツ・オブ・カリビアン(DVD)

うーん 何と言っていいのでしょう。捕らえどころのない映画って感じがしました。

ただの娯楽作品。深く考えずにその場その場のストーリーを追って楽しければそれで良いと言う感じでしょうか。
起承転結の「起」で「結」までのストーリーが殆ど見えてしまいます。まぁ予定調和を安心してみていたい人には楽しめますね。はい、私も水戸黄門とか大好きですから、それなりに楽しめましたよ。でも、その類のストーリーが見たかったら水戸黄門で十分なんです。それ以外の刺激が欲しいから映画を見る訳で、そう言う意味で何の新しさもない黄門様ストーリーにおもしろみは感じませんでした。

そんな訳で星は二つです。(3月6日それでも楽しめたので星3つに訂正しました)


パイレーツ・オブ・カリビアン

2005年03月03日

アイ,ロボット(DVD)

結論から言うと おまけして星三つです。

簡単なストーリーは…
2035年、ロボットが人間のパートナーとして普及している時代に、新世代ロボットがまさにデビューをしようとしているその日の朝、ロボットの生みの親であるラニング博士が転落死した。自殺とされたが、スプーナー刑事はロボットが殺人を犯したと疑って…

ストーリー自体は分かりやすく先の展開も予想出来る感じでよく言えば安心して楽しめるし、悪く言えば新しさもひねりもないって事ですね。でも、展開がめまぐるしくて理解出来ずに頭がパニックになりかけることもありました。DVDである事を幸いに何度か見直した部分もあります。その辺りが残念です。
ロボット三原則(人を傷つけない、守る。命令に服従する。自分を守る)を踏襲する事でロボットが信頼され普及したという設定の中で、なぜロボットを疑うのか、本当にロボットが三原則を破るのか、そんなところがストーリーの肝になっていく訳ですけれど、その辺りの掘り下げ方は「娯楽映画だからね」という程度です。理屈より「ロボットきれいに動いているよね」とか、そんな事に感心していた方が良さそうです。所々何を言いたいんだろう?と分からない部分もありますが、まぁ娯楽映画としては楽しめるんじゃないでしょうか。
この映画、最後の部分をカットして「T(敢えて伏せ字)に続く」としたらもっとおもしろかったのに…


アイ,ロボット

2005年02月27日

スター・ウォーズIV / 新たなる希望(DVD)

もう何度も見ているので、今更この映画を評価する気になりません。
ただ、友人が持ってきたので眺めていると言う感じです。

20年以上前、8mmフィルム版も見た事があるんですよ…これは8mmフィルムの上映時間が短いためにとても強引な編集をしていて、レーア姫が捕まったと思ったらすぐにクライマックスを迎えました。それが笑えました。この版になら星4つくらいあげたいと思います。

それにしても、DVDになってかなり大幅なリメイクをされたんですね。CGが多用されてきれいに見えます。でも、昔の方が良かったというのは感傷なのでしょうか。モーションピクチャーでミニチュアを実際に映す方が迫力のある映像になっていたと思うし、へんなCGに頼らない既存の方がおもしろみがあったと感じるのです。でも時代の流れなんでしょうね。

最初は9部作だと言っていたのがいつの間にか6部作になったんですって?
私は実はそんなにこの映画を好きという訳ではないので、そう言う情報も「風の噂」でしか聞きません。今度EpisodeIIIが公開されてお終いなんですね。でも、発表された遜番がバラバラなので話が全然繋がらなくて分からないって言うのが正直なところです。多分友人はDVDをそろえると思いますので、その時が来たらEpisodeIからVIまで遜番に見てみたいものです。それで話が見えるようになるのでしょうか。多分、その前に飽きちゃうだろうなぁ…

2005年01月01日

ハウルの動く城

公開当初から賛否両論様々な意見が出ていたみたいですが、小難しい理屈をこねないで素直に見ていたら結構楽しいと思いますよ。私には充分楽しく見る事ができました。

星3つです。本当は星5つって言いたいんですけれど、最初から満点を出すのはどうかなぁと言う事と、これを当面の比較対象(Reference)にすると言う意図で3つとさせていただきました。
見た直後に書いた批評は「続きを読む」をクリックすれば表示されます。

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