この映画について、キーワードは「小学生」「特攻讃歌」ですかね。兎に角、ストーリーが稚拙で小学生の作文の方がまだ面白いです。小学生並みの知能の阿呆がない頭で絞ったストーリーは、目的に必然性がなく、入場料100円でも初日から客がいないような超マイナー劇団のヘタクソお芝居と演出は全く一緒。出てくる新しいキャラは何をターゲットにしたのか、劇から浮いていますし、古いキャラは昔のファンにだけわかれば良いや的会話しかしない(大体、今回のヤマトは松本零士さんと関係ないなら、ミーくんなんて出す必要ないじゃん)。それだけでも「なんじゃこりゃあ」なのに、ストーリーは意味もなく特攻していく人を讚美し、ご都合主義というにはあまりにも稚拙で強引なストーリーを無理やり展開していく無能さ。
私は昔のヤマトを見ていたクチですから(とは言っても、最後の方は「もう、いい加減にしやがれ。いつまで引きずるつもりなんだ」と呆れていたのですけれどね)、今回は見たくない気持ちも強かったのですが、まぁ最後に1回だまされてみようと観てみたのです。結果、騙されたと言うか、こんな程度のもので金をとろうって、本当に日本の映画界って映画を何だと思っているんだろうなと怒りがこみ上げてきた次第。それも、これで終りだと思っていたら、これは第1部だそうで、またここからこんなくだらない映画をまだ作るつもりみたいですね。どうか、今回の映画が大コケして、今後の企画がお蔵入りすることを心の底から望みます。
昔ファンだった者としては、音楽など懐かしいものもあったので、星1つと言いたい部分もあるのですが、そういう昔の思い出は無関係にこの映画だけの評価を考えたら、とてもじゃないけど星が「いくつ?」なんて言える物じゃないですね。顔を洗って出直していらっしゃい。ってなもんです。
あまりにも不出来で不憫なので、オフィシャルサイトなどへのリンクはお断りさせていただきます。見たければ「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」で検索すれば出てくるでしょう。
もう、この映画の続編は絶対に見ません…余程のことがない限り…